私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

犬のスペース

こんにちは。 宇都宮散トレが終わり、死のロード明日が最終章^^;です。 11月12月、皆さんなかなかお忙しくて、予定が合わない方が多いということもあり 明日の参加頭数は少ないですが、初参加の方もいらっしゃいます。 じっくりお話しできるかなと思います。 楽しみです♪ では、今日はイジー君とのノンバーバルな会話 先日発売された電子ブックス「サイレントコミュニケーション」ということですね。そのお話を続けます。

 

 

サイレント・コミュニケーション ~犬のメッセージに気づいたとき、あなたが変わる~
ロージー・ラゥリー
メーカー情報なし

 

前書きでお話しした電子ブックスですね。 もう読まれましたか?

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基本的な犬のボディランゲージ 耳、尻尾、体つきなどがどういう感情を示すかということと、 犬のとる「しぐさ」が示すもので感情を推し量るということと。 そのしぐさがどういう状況で出て、だれに対して出ているかで何を意味するのかを考える、まで。

それらを知ること、知って意味を「自分のものにする」=理解すること それが犬のメッセージに気が付くということで、 ・・・ 気が付いただけではなくて理解して犬にフィードバックが返せるまで。

これが日常になることで ・・・私が変わります。

読んだだけでは何も変わらないのは、上記の作業が成されていないからです。 犬ってかなり個体差がありますね。

まあ、犬だけの話ではないですが。 小さな犬でも大きな犬でも、ビビりであったり、イバリン坊であったり^^; 警戒心の強さ、懐きやすさなど。

犬種による差と、個体による差を組み合わせたら、当然ですけど いろいろ。 同じ気質なんてない、わけです。

その中で、犬と付き合うときに一番何に気を付けるかというと その犬がどういうスペースのこだわりを持っているか、を知ることですかね。

自分のスペース(なわばりだけではないです。これは次回記事にします)の主張の仕方 で・・・ 人が近づいた時の行動が違ってきます。

寝ているとき、食べているとき、くつろいでいるとき、興奮しているとき シチュエーションによって、近づかれることに無頓着になったり、ピリピリしたり。 いろいろ。

そのスペースに対する主張が過剰反応となって現れる 寝ているときに触ると攻撃する 食べていいるそばを動くと攻撃する 歩いている人に攻撃行動を示す(吠え、突進、咬むなど) 撫でようとするとき咬む など。 過剰を抑えることが社会化の目的になってきます。

いったん好ましくない行動を強化してしまったら,それの矯正は やはり社会化の方法と変わりません。

嫌だと思っていること(思い込みと、本当に嫌だったという経験両方の場合がありますよね)を 嫌じゃない、ということに変えてあげればいいわけです。 対提示の作業ですね。

この作業のポイントは、その犬が信頼する存在がそばにいること、です。

怖さも、自分が(犬たちが)怖いと感じていることを、共感してくれる存在。 共感しつつ、一緒におろおろしない存在。

だから、飼い主さんが常に犬をしかりつける存在でない必要があります。

当然・・・周りが警戒するものばかり、居心地が悪い、敵がいっぱい と思う場所では、過剰反応は出やすい=スペースを守りやすい ということになりますので、その場所は良い場所、そこにいる人や物は敵ではない と・・・ 犬に学ばせる必要がありますね。

学ばせるとは?自分で観察できるようにすることです。 自分で観察できるためには? 落ち着いて周りが見えなければ無理です。

と・・・ スペースのことをお話しするのにも、回りくどいですが^^;いろいろリンクしていることを 一つずつずつお話ししていかないと深く理解できないと思います。 ぼちぼちですが、お話ししていきますね。

 

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