私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

おやつの使い方を極める


警戒心の強い子に何か行動をさせよう、慣らそうと思った時に
まずおやつを取り出して、見せて、差し出して

洋服を着ましょうね、
ハーネスつけましょうね
ブラッシングしましょうね
って・・・
おやつを使うというと、大抵このようになるのではないでしょうかね?

ハズバンダリートレーニングって、前にご紹介しましたが

「また、わけのわからないものを出してきて~」^^;
って思った方は少なくないのではないでしょうか?

私がお願している方法について理解されている方は
ご紹介するものと私の方法考えとが、違う方向性を持たない、と気がつくはずです。
理解できないのは
原理の部分の理解をすっ飛ばしているからではないでしょうか。


おやつを使う、というのは
おやつを見せる、見せながらなだめる、のではありません。

おやつ以上に嫌がりそうなもの、雰囲気にはおやつは負けますよね?

おやつが効かないから、嫌がり行動が酷くなり
「ほら、だからおやつを使うのはダメなのよ」
と言われる羽目に陥ります。

また、おやつを次から次へ出して・・・
「ほら、犬をおやつづけにして」
という冷たい言い方の矢面に立たされるでしょう。


もう一度ハズバンダリートレーニングについて
命を守る
http://charliemama.weblog.to/archives/27919558.html

犬との間に約束事を取り決めます。
おやつを見せておいて「ほら~、我慢出来たらおやつよ」
ではなくて
犬が自発的に行動したことに対してマークとご褒美としてのおやつが出ます。
犬が協力体制を取る練習、ということができます。

最初は食べながらマーク(「イイコ」などの言葉でのマークでOKです)
片方の手で撫でるとか、慣らしたいもので体にタッチとかで。
これも長すぎる時間辛抱させて、意味が違うものになっていませんか?
長すぎる時間行って、嫌がって終了、ということが続かないように練習しましょう。
このようなスモールステップで行えば、
嫌がって咬むなどのネガティブな反応は起きないはずですし、一旦起きるようになった行動も
さらにスモールステップで、なくしていくことができると思います。


さてさて、今日は岩手座学です。
はじめましての方、お久しぶり~の方、どうぞよろしくお願いいたします。

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