もっとリードを緩めてとか、
このような場所に連れて行くなとか、
そういうアドバイスは仇になります。なることもある。
環境がすべて味方してくれる・・・ことはないわけで
10日に一回でも、犬と遭遇して大変な目にあえばそのショックで
お散歩に行くことが苦痛になる・・・実際問題はそういう事ですから。
どんな時にも踏ん張れる対処と、
その方法に取り組むことでたとえ失敗しても、また頑張れるかどうか。
私はそれを支えるのが家庭犬トレーナーの役目ではないかと、そう思っています。
使えるものは使っていこう
お母さんが怪我したら一番大変な事になるよ、
使えるものといっても犬が傷つくものはやめてね、
体の痛みだけでなく心も痛めないように・・・
昨日の横浜散トレ、
基本のリード使いについて行いました。
以下の写真はリード使いとは関係ございません。^^;
1歳になった柴犬リンちゃんとFブルのリッキー君の会話。面白いですよ。^^
真反対の顔立ち^^;
犬語の出方も違います。っていうか、緊迫してくると犬語の教科書通り
顔をそむけるリンちゃんと、Fブルらしく^^;始終がん見^^;
これはシグナルはなく、右方向の仲間に興味が行きました。
その隙に近づくリンちゃん。^^;
リッキー君が大のお気に入りになったこの日。
犬語としては不完全ながん見を見せるリッキー君に、犬語で迫るリンちゃん。(でもこの後リッキー君、
恐る恐る近づく初参加ダックスのはなちゃんに、顔を横に向けて応えてあげていました。それぞれの表現なんですね~)
でも違和感なかったですね。
本犬同士も違和感ないと思いますよ。
こういう犬たちを見て私は感じるのですが・・・
犬も色々いることを知るべきだと。吠える子、唸る子、逃げる子・・・いろいろな犬がいる中で
過ごすという時間がその子の世界を広げるのだなぁと。
周りでただ見ている子も同じですよね。時間を共有するということがその子の心を豊かにするのでしょう。
あの子は正しい、この子は間違っている
そういう判断を価値観として持たない、ということもストレス少なく生きるにつながるのかなって。
犬は価値観を持たない、それを持たせて解釈するのが人なのでしょう。
********
リード使い、さばき。
上手に出来るようになると犬の感じるフラストレーションが軽減されます。
軽減されると、興奮しにくくなります。言いかえると受けるストレスが減る、ということ。
犬にとっては人間社会、ストレスフルですよね?当然。種が違うからわからない事ばかり。
何をしても正解はなく(と犬は感じてる)^^;NO、NO言われ・・・
当てずっぽうに生きていると言っても過言ではない彼らは・・・日常的に満足していないのではないでしょうか。
もしや・・・?
求めることも諦めていないですか?
たかが犬、
犬がこんなに高いもの食べて犬は幸せだわねぇ・・・
などと・・・
ショップの中でたびたび聞く言葉。
ではあなたは犬になりたいですか?
犬になっても良いという飼育をしていますか?と尋ねたいです。
私は犬たちほど忍耐強くないので犬として生きたらきっとすぐに処分される^^;でしょう。
文句言いなので^^;咬んでばかりいるかもしれない・・・
そういう、想像力というのでしょうか、
もし自分だったら?と立ち止まり考える事こそ、攻撃的な芽を摘む力となります。
人も。
またそう考えられる人が攻撃的な犬を癒せるのではないでしょうか?
また諭せるのかな。
人生経験豊かな方が時折、犬だからと言って、自分よりも人生経験のない若者に
しつけ方を学ぶ、その時に
その方法は命に真摯であるか、良心に照らし合わせて、ぜひ
少しだけ立ち止まっていただきたいと切に希望します。
そんなことを感じながら、歩いてきました。
最初は大きな円陣も、終了間際にはこんなに近づけるようになり円は小さくなります。
これを何度か繰り返して、それぞれの自信を育んであげてください。
皆様お疲れ様でした。
次回の横浜は、3月24日(日)です。