理論的なお話だからすっ飛ばしたいですか?大丈夫ですか? 一度整理しておくと後々役に立つので頑張ってほしいです。 トレーナーを目指す方も最近は多くお越しくださっています。 実際に開業された方もいらっしゃっていただいています。 飼い主さんの中にもアドバイザー的な位置に立てる方も生まれてきています。 そのお役にたてたら良いなと考えています。 もちろん、初めて犬を飼う方も燃えていらっしゃいます。 実際にトレーニングの現場で効果がある方法ですので、広めて行きたいと思っています。 何より、飼い主さんも積極的に関わらなければできないトレーニング法ですもんね。 やっていて苦しくないし。飼い主力も確実にアップします。 専門家が間違いなく、お尻に火がついた状態になる。^^;頑張ります。^^; 熱心な方はプリントアウトしてお勉強してくださっているんですね。ありがたいことだなと思います。 8月出版の本は、この基礎トレ的な内容には至っておりません。 過去のブログの、大きなテーマ 支配性理論をぶち壊せ、についてエッセイ風に書いています。 それをもとに、こうして基礎トレに進んでいただけると、私が何を目指しているのか より理解していただけるのかなって思います。 4月から出張にも力を入れています。 柴犬さんが多いのですが、トレーニングで「吊られる」犬があまりにも多いですね。 いまだにそういう訓練(?)が行われている現状に心が痛みます。 昔は犬を外で繋いで飼うことが当たり前だった。 今でも家の中にいるだけで、繋ぎっぱなしと何ら変わりない飼い方をされていたりします。 もっと犬と関わる。 ヨーロッパの犬との暮らしのように、犬が普通に街に溶け込むように。 犬たちにも、ちょっとストレスに打ち勝ってもらって、 もっともっとキャパを広げてもらいたいと思っています。
昨日の続きを。
ということで、以下の場合で使い方を考えてみます。
最終的に正解の合図としての使い方です。
1:犬がごみ箱を漁ろうとしています。
気を引いてこちらに集中させようと「タンタン♪」という犬が好きな音を使った。
2:犬がごみ箱を漁ろうとしています。
犬の名前をニュートラルに呼びました。犬が振り返った、タンタン♪を使った。
どちらも犬のタイプによっては、こちらの意図に反してごみ箱を漁ることを強化します。
トレーニングのお話をするのが難しい理由は、犬にも性格があり、感情があり
その時に考えていること、考え方に偏りがあるからです。
いたずらの最中に「タンタン」大好きな音が聞こえた。
えっ!と振り返ってその行動を止めた。タンタンが行動の制御としての役目を持つ。
合図ですよね。
おやつで気を逸らせているのと同じ結果・・・おやつに見向きもしなくなる。おやつのグレードが上がる。
ということになる、かもしれません。
または、
「タンタン」が「そうそうその調子」というマークになって強化してしまうとか。
次は2番。
私的にはこちらを推奨していますが、先読み君タイプの犬の場合
「タンタン」が聞こえた前の行動を最初っから遂行してしまうことがあります。
チャイム吠えなど、吠えて名前を呼ばれておやつをばらまかれると
まず吠えて、からスタートするようになったりします。
吠える前にばらまいても吠えに対するエネルギーを維持したままおやつを食べるとか・・・
賢いのだけど、こちらが一枚上手にならないと、自分の物語を作りやすい
そういうタイプの犬、要注意ですかね。^^;
じゃあ、どうすればいいか。だからおやつを使うのはダメなんだ、となるでしょう?
そうではなくて、クリッカートレーニングが面白いなと思うのは
クリック音(タンタン♪)自体がご褒美になるんです。嘘じゃないですよ。
犬が理解した時の「はっ!」とした顔、目撃されたことはありますか?
正解を与えられると、目が違うんです。それは喜びなんですね。
最終的には「音=喜び」にしていくので、いつの間にかおやつがなくても問題克服に至るようになります。
もちろんトリックもそうですけどね。
だからいつまでもおやつを多用しないんです。この方法を知らない人はおやつを使い続けると
思われるかもしれませんね。
新しい行動を教える時には使いますが、自然に使わなくても満足するようになって行きます。
そのための方法をお話ししていますね。
基礎固め、しっかりと。
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