避けられない場面が出てくるから困るわけですよね? そういう状況を何とかクリアーしたいために、トレーニングを頑張れるわけです。 ということで、何とかクリアーするために大切なものは? 何でしょう!? それは、ターゲットを絞るということです。 ターゲットを絞ってあげる、ということね。
昨日の記事の続きです。 興奮して前へ前へ。 前に引っ張ると後ろからリードで引っ張られて,引っ張る行動が強化される・・・ ということもありますが、 街中でのはなちゃんは、“とりあえず前に行きたい”のでしょうね。 理由はないと思います。 前に出るものですから、飼い主さんの姿も見えないし 目の前にはいろいろな刺激が雪崩のようにやってくる・・・ うっひょ~~~ って・・・そんな感じ。
だからこそ、犬を後へつけないといけません。 後へつけることで、ターゲッティングさせやすくなります。 では?ターゲッティングとは何ぞや? ターゲッティングっていうのは簡単に言うと注目させることです。
気を引くために手を叩くとか、歩行の場合でしたら腿を叩くとか おやつによるマグネットもそうですね。 ここに来なさいと、場所を指さすこともそうです。 目標を決めてそれに意識を持って来させます。 犬は上手にターゲットに集中できる動物だと思いますよ。 ターゲットが提示されないから、自分で決めつけているのが対犬、人への吠えです。 まずは、我に返して、正しいターゲットに集中させる。
動画の中で、ターゲッティングを探してみてください。 いくつか出てきます。 大切なのは、こんな時は何を使って~とか考えないで 素早く犬が集中できるターゲットを用意することです。 もちろん♪ 名前を呼ぶ、っていうのもありですよ。
では探してみますか? 動画をご覧ください。
8秒、おやつに集中。 14秒、左に2人人がっ立っているのを私が発見。 ここで、インターセプトして人とはなちゃんの間に入ることは? ・・・ しません。
動きが不自然になります。 バタバタすると、興奮させてしまいます。 まず、前に出て私の姿をターゲットに進ませます。 すれ違いには十分注意します。 手のひらは、先ほどのおやつの匂いがするというのもありますが こちらに進むよ~のターゲットには最適です。 嗅覚、視覚を使わせます。
次、引っ張りを止めた後、腿を叩いてこちらにおいで~のターゲッティング。 はなちゃんが動きやすいように、こちらも足を止めません。 リードも、犬が動くときに緩める、を意識しましょう。 35秒、左から右に通行人が多く刺激的。おやつでマグネット 座らせます。 立ちあがっても飛んでも、リードショックはNGです。 罰を受けませんので、私の存在がターゲットになって集中しています。 ターゲッティングは・・・インターセプトでもあるんですね。 非常に有効なストレスをかけない方法だと思います。 ただ条件があります。 あなたが罰を与えない人である、ということ。 という感じですね。復習をお願いします。