私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

それで、おやつはいつあげるのですか?

今日のお題・・・何となく分かりますか?

って質問されても分からないですよね?

おやつを使う、褒めてしつける、というと、 何が何でも使って褒める、と信じて疑わない方も多いですね。

だから、いつおやつをあげるのですか?

いつ褒めるのですか?

こんな時は褒めていいのですか?

おやつをあげても食べないのですけど・・・ ということになります。

おやつも褒めも、

犬が受け入れ体制でない時には役には立たない、 ということを覚えておきましょう。

 

受け入れ体制にするための今までのお話でしたけど、 復習しましょう。

名前を呼ぶ リードをチョンチョンと動かすリードワークで犬を動かす ハーネスを使ったホールドラッピング インターセプト これらを同時に行って、安全距離を確保しながら 犬がまだいる状態で吠えやませる=我に帰す そして、脱力したら改めて声をかける「よしっ!」 その後、おやつを食べさせてもOKです。

おやつはご褒美、としての意味よりも、 確認としてのものと捉えています。

脳の興奮が冷めたかどうか、ということですね。

おやつのあげ方で、行動を強化する・・・とか・・・ 考えすぎるからきっと、「いつおやつを使うのですか?」 ということになるのだと思います。

私が推し進めている社会化のトレーニングは、 何かをさせるためのトレーニングではないので、 (訓練ではない、ということ)

おやつ、というのは

平常心の確認、平常心をそのまま保つためのもの

というとらえ方なのです。

食べられるときであれば食べさせましょう、ですかね。

逆に言うと、食べられない時=食べることに夢中になれない時は 食べさせないでくださいね、 ということです。

我に返った犬っていうのは、あなたの笑顔があるだけで 「よし」 を実感していると見ていて思うんです。

そういう時には、おやつの出番はないな、とも感じます。

おやつは一つの道具、その道具を使いこなすことが 飼い主さんの役目なのだということを忘れないようにしましょう。

おやつがなくても興奮を鎮められるように、 それを目標にすることで、おやつがもっともっと有効に使えるはずだと思います。

 

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