今日のお題・・・何となく分かりますか?
って質問されても分からないですよね?
おやつを使う、褒めてしつける、というと、 何が何でも使って褒める、と信じて疑わない方も多いですね。
だから、いつおやつをあげるのですか?
いつ褒めるのですか?
こんな時は褒めていいのですか?
おやつをあげても食べないのですけど・・・ ということになります。
おやつも褒めも、
犬が受け入れ体制でない時には役には立たない、 ということを覚えておきましょう。
受け入れ体制にするための今までのお話でしたけど、 復習しましょう。
名前を呼ぶ リードをチョンチョンと動かすリードワークで犬を動かす ハーネスを使ったホールドラッピング インターセプト これらを同時に行って、安全距離を確保しながら 犬がまだいる状態で吠えやませる=我に帰す そして、脱力したら改めて声をかける「よしっ!」 その後、おやつを食べさせてもOKです。
おやつはご褒美、としての意味よりも、 確認としてのものと捉えています。
脳の興奮が冷めたかどうか、ということですね。
おやつのあげ方で、行動を強化する・・・とか・・・ 考えすぎるからきっと、「いつおやつを使うのですか?」 ということになるのだと思います。
私が推し進めている社会化のトレーニングは、 何かをさせるためのトレーニングではないので、 (訓練ではない、ということ)
おやつ、というのは
平常心の確認、平常心をそのまま保つためのもの、
というとらえ方なのです。
食べられるときであれば食べさせましょう、ですかね。
逆に言うと、食べられない時=食べることに夢中になれない時は 食べさせないでくださいね、 ということです。
我に返った犬っていうのは、あなたの笑顔があるだけで 「よし」 を実感していると見ていて思うんです。
そういう時には、おやつの出番はないな、とも感じます。
おやつは一つの道具、その道具を使いこなすことが 飼い主さんの役目なのだということを忘れないようにしましょう。
おやつがなくても興奮を鎮められるように、 それを目標にすることで、おやつがもっともっと有効に使えるはずだと思います。