私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

飼い主さんがいることで不安を作る場合もある

      

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分離不安、を考えてきましたが・・・ 一緒ににいても不安な場合を考えてみますね。 実は多いと睨んでいます。 なぜ、不安かというと 何が正しい行動かがわかっていないから、ということと、 (「よし」である行動がわからない)

いろいろ考えてしまうほど 体力が、エネルギーが有り余っているから、とか。 (要は運動不足、外での刺激不足ね)

社会化不足で、外の世界を知らなさすぎ だから外には怖いことがたくさんあって、自分は危険な状態にあるような気がする たとえ、飼い主さんがそばにいても、 ということもあるでしょう。

そして、最も犬にとって最悪なのは・・・ いつ叱られるかわからない、という不安とともにいる、という状態。

一貫性のない飼い主さんの気まぐれな叱りがそうさせます。 叱るのが悪いわけじゃなくて、 今日は良くて明日はだめ、的な叱り、 よその人が見ているときは叱られないとか 反対に、人が見ているから叱られるとか。

犬にとっては予測がつきませんね? これはかなり不安ではないかなぁ。

私だったらドキドキする。 自信が育つはずがないです。 不意打ちの叱り(罰)もいけません。そういう意味でリードショックは私は使えない。

外の物音に対して飼主さんの制止もきかないほどに警戒して吠える犬がいるとします。 ある人は犬がリーダーになって、見えない敵を追い払っているのだというかもしれません。 百歩譲って犬がリーダーだとしても 外に見えない敵がいると思っていることが社会化不足の表れなんですよね。

犬は番犬として室内で飼育されているわけではないのですから 人は社会化のトレーニングを怠った付けを、犬の支配性に転嫁しないようにしましょう。

社会化のトレーニングは非常に地道な作業なので 今日調子が良くても明日はどうかはわかりませんね。

結果を急ぐ人にはまどろっこしいものであると思います。 でも、犬はいつか落ち着いてしまうものです。

いつまでも落ち着かないのは、飼い主さんの過干渉が大きすぎるから、 ということも原因にあるのかもしれません・・・ いつか落ち着けるはずの犬を、 飼主さん自身の焦りで、不安な状態にしてしまうことがありませんように。

 

 

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