私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

続・オンリードの「おいで」

昨日のオンリードでの「おいで」の理解は大丈夫ですか?

おいで、というと 待ち構えた人の元に、犬が走ってやってくる と思われると思います。

しかし・・・ 実際そのようなシチュエーションはあると思いますか? 「お家の中で、用事がある時においで、で来ると便利です」 ・・・

確かにそうですが、 「おいで」 で来させて、大抵、犬にとって嫌なことをしていませんか?

それが犬が「おいで」に反応しない理由です。

「おいで」=嫌なことが始まる ブラッシングなど犬が嫌がりそうなことをする時は「おいで」を使わない方がいいですよね。

近づいて行って 「さあ、ブラッシングね」 で始めればいいのですから。

ドッグランで帰る時、「おいで」でいつも楽しい遊びが終わっている・・・ そんなことも続けば、やはり「おいで」=楽しいことの終わり という悪い関連付けが出来上がってしまいます。

では・・・ 私が考える家庭犬の「おいで」についてお話しします。

飼い主さんの行きたい方向へついてきてくれる合図 ですね。

「行くよ~」 みたいな意味。

これが出来ると、 匂い嗅ぎをさせたくない場所に犬が行きそうになった時 明らかに相手の犬と飼い主さんが近づいて欲しくなさそうな時 急いで帰らないといけない時 犬が踏ん張って(座り込んで)しまう時、など・・・ 生活のいろいろな場面での応用がきくと思います。

犬の頭の中には、 「おいでは飼い主さんの元に近づくこと」 という反応が出来上がりますので、 悪い関連付けとは無縁になるはずですね。

で、 その教えかたとして、正面切って「おいでぇ~、おいでぇ~」 など唱えられると犬は迷惑です! ということなんですね。

プレッシャーになります。 プレッシャーに負けずに私の言うことを聞いて欲しい・・・というのは 犬にとっては苦行ですので、なかなかうまくいきません。

トレーニングは正解をたくさん経験させないとやる気が起きませんので ハードルを低く、できれば人が犬のマナー(犬語とか行動とか)を学んで それに基づいた方法で接することが最高だと思います。

オンリードの「おいで」

動きの激しい仔にはこちらも気持ち、ちゃかちゃか動きます。

のんびり動いていると、飛びつきが出ますからね。 前からおいでではなく、後ろに回り込んで、そのまま止まらずついて来させる、という動画ですね。

「実行する人」でお願いします。練習しましょう。 頭で考えるよりまず、実行ですよ~。

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