私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

ビビりの克服?

人間と同じように、その他の動物にも個性がありますよね。 個性がその動物の愛らしさを決定づけている、ともいえますね。 ただ・・・ 病的な臆病さは、飼い主さんの日常に億劫さを生じさせます。 最初は臆病さも愛しいものです。 でも・・・ お外に出て、がたがた震え、ワンワン吠え、見るものすべてに反応して ・・・ 疲れますよね。 そういう性格、のことを ビビりと言っていますが・・・ 動物は本来ビビりくらいでないと。 外敵に近づいて行ってしまう個体ばかりでは困りますよね? そのために、社会化期は閉じるのです。 社会化の窓がいつまでも開いていると、恐れを知らないために 未知のもの、危険かどうかを考えずに近づき 自分の身が危険にさらされる、ということになりかねません。 では、なぜ、社会化期があるかというと、 これから生きていく時に、恐れていてはその個体にとって損になるものに 慣れる 時期が必要だからです。 ただ・・・ 犬は人間と暮らすことが長くなって、社会化期の窓も、完全には閉じず 何時までも開かれているような感じもしますが・・・ でもやはり社会化期の終わりには、どの仔も今まで恐れなかったものに対して 怖がる様子を見せるものです。 突然、チャイムに吠え始めたり、 通行人に吠えかかったり、怯えて歩かなかったり、 食べ物の選り好みが激しくなったり・・・ 馴染みのないものに反応し過ぎる、そういう様子が見られるようになるのが 社会化期の終わり頃です。 もともと臆病な気質の犬が、慣らすべき時に慣らすものに触れさせず、 家の中で大事にされ過ぎると、ビビりになりますよね、さらに! 家の中で大事にしていれば、安心感を与えられて、犬は自信がつく、 というような誤解がまだまだ多いのではないでしょうか。 適時適刺激 これが社会化のポイントです。 過剰な刺激は逆効果ですよ。 社会化のポイントは、一つのものに慣らすのに十分時間をかける、ということ。

社会化は一生続きます。 難しく考えることはないですけれど。 たとえ、初めてのものに怯えるあなたの犬を目にしても 一緒に大騒ぎして、うろたえることがありませんように。 人は、強がりでもいいから犬に安心感を与えたいよね、って 私自身は思っているんです。 参考記事:今を生きるhttp://charlie1210.blog113.fc2.com/blog-entry-540.html

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