私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

出会った相手に片っ端から喧嘩を売る犬



これは、相手が猫ですが、
突進しております。あせる
対犬にも、このような行動を取ることもあります。
今日はそのお話し。


チャーリーは家に迎えた時から先住犬がいて、
お散歩でも多くの犬に会ったり5ヶ月の時に、5ヶ月のココを迎えて
一緒に育ってきましたので、
犬には慣れているのです。
でも・・・先住犬もココも、無法者ではないので(いじめたりしませんので)
対、無法者には慣れていませんでした。

ドッグランや、お散歩で、追いかけまわされたり、突進されたり
噛まれたり・・・いろんなことが重なって
犬を見ると、先制攻撃的に吠えるようになってしまいました。
吠えれば、相手の飼い主さんは嫌がって遠ざかるじゃないですか?
だから、余計に行動が強化されてしまったんですね。
「吠えれば遠ざけられるんだな」
・・・

今では、大分落ち着いて、自分が特に苦手とする犬種か、初めて会う犬、
いきなり出会ってびっくりした時以外は、
吠えることも少なくなって来ましたが、それでもパニック的に吠えだすとなかなか収まらずに苦労します。

一時は、今日のタイトル通り、
出会った相手に片っ端から喧嘩を売る犬とはチャーリーのことでした。ヽ(;´ω`)ノ

トラウマは本当に厄介です。
チャーリーの場合は、新しい、知らない匂いに反射的に嫌な記憶がよみがえる
のだと思います。
それが酷い時は、匂いに誘発されるのではなく
犬を見ただけで反射的にパニックになる。

パニックになった時は?(パニックを起こさせなければいいのですが、生活していると
避けてばかりはいられませんからね)
拘束技で切り抜けて来ました。
拘束されることも、日々のスキンシップで良いことと関連付けていますので
チャーリーにとっては嫌なことではないのです。

パニックには拘束ですね。
http://ameblo.jp/syakaika-dog/entry-10180155196.html
転移性の攻撃のように、手当たり次第噛みつきの出る仔には
毎日、歯を当てないトレーニング(歯が当たったら遊びは中止)をしたり、
ヒッパリッコ遊びの時に、わざと体を触ったり(興奮時に体を触られることに慣らす)
一つずつ、面倒でも予防が大事になって来ます。
興奮しながらも人の存在に意識を残せる犬でいて欲しいと思っています。

そのように意識があれば、希望がありますからね。
どんなに矯正不可能だと思われる、攻撃というパニック症状でも
「チャーリー♪」
など、心躍るような(チャーリーの場合は名前=良いことの前触れですから)言葉が
犬を救ってくれると思うのです。

だから!
問題行動に叱りはよくありません。
希望が閉ざされますよ。グー





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