引っ張りの矯正でもお話ししてきました、 「木になる」 覚えていらっしゃいますか?
犬が前へ前へ・・・ これはお散歩が楽しめている証拠でもありますので むげにリードを引いて矯正することは私的には好きではありません。
ただ・・・ 横について歩くことができないと人通りの多いところでは 相手の方にも迷惑ですし、 犬も誤って蹴飛ばされたりと危険です。 横について歩けるけど、前に出て歩く。 こんな感じがいいかな?と思います。 飼い主さんよりも前にいてくれた方が、危険は少ないと思いますし。
でも・・・ たまに見かけますが・・・
どこに行きたいのかも犬にも分かっていないかのように 前へ前へ、リードも張られた状態で 飼い主さんがいつまでも 引っ張られて歩く・・・
これはどちらにとっても良い状態ではないですよね。 たとえハーネスでも苦しいでしょうし、食い込んだハーネスで 毛切れを起こしますし。
また、引っ張ることに夢中になって、我を忘れた状態は 辺縁系に支配された状態ですので、とっさの理性的な判断ができにくく 飼い主さんの制止も耳に入らないでしょうし、 興奮状態にあるので、自分もガウガウなりますし、 前からくる犬にも、警戒心を与える結果になります。
で、そんな時の矯正方法として、 引きすぎた時は、「木になって、リードを持つ手をおなかの前で固定する」
今日は昨日ご紹介した動画をご説明しましょう。 「松ぼっくりの大好きなチャーリー、おかぁちゃんが投げた松ぼっくりを咥えたくて引っ張るけれど、 行かせてもらえない。でも、チャーリー♪って呼ばれて なあに?で振り向き、ついてもできるよ。」 というのがこの動画なんですね。
チャーリーが松ぼっくりのところに行こうと引きます。 引き返さないで、リードを持つ手を固定していますね? そしてたるみを瞬間的に作るように手首でスナップしているのがわかりますか? 犬の体が動くほどのショックはNGですよ。
で、楽しく名前を呼んでください。 怒り口調は無視されますよ。 最後チャーリーはカメラ目線になって、なかなかついてくれませんね? そんな時も叱らず、腿を叩いたりもう一度呼んで 来たら「いい仔いい仔」と行動が正しいことを伝えて、 つけの位置まで戻って来るまで励まします。
途中、ついつい「だめ」と口からこぼれそうになる言葉を 堪えてくださいね。 犬のやる気が台無しになります。 何がダメなのか全然理解不能!なんです。