私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

社会化の後期



社会化の後期にある日突如として現れる傾向!

3~5ヶ月、あるいは6,7ヶ月に現れる犬もいたり
個体差があります。
現れない犬もいます。

それは怖れです。

もともとの性格で生まれつき恐怖心の強い犬もいますが
それとは違った傾向のようです。


ここで少し犬の成長過程について復習してみましょう。
12月14日の記事成長過程を少しを参照してくださいね。
犬は一歳までは人間の数倍ものスピードで
成長するのでしたよね。
今日は一日中家の中にいて、お外の世界に接触することなく
過ごした・・・たった一日・・・?
いえ、たった一日が実は2週間ほどなんです。
社会化のトレーニング(慣らす事)にちょっと待っては
通用しない事をここで頭にいれておいていただきたいと思います。
あっという間に思春期(セブンスマンスクレイジー)を迎えてしまいます。

ある日突然、今まで平気だったもの、気にかけなかったものに対する
怯え、吠え,尻込み・・・色々な形で現れます。(これが思春期です。)

これを乗り越えるためには、飼い主さんはリーダーシップを取り
怖いものに徐々に近づける、
また怖いと思っているけど実はなんでもないんだよ、
と知る経験をたくさん作ってあげることが必要です。


尻込みするのに無理矢理怖い対象に近づける事はNGです。

怖いことが犬の中でトラウマになり
その場のシチュエーション(空気、匂い等)に似た感じに出会ったとき
突然パニックや噛みつきなどの行動を起こしやすくなります。

また、飼い主さんを信頼できなくなるかもしれません。

慣らす事は少しずつ穏やかに、
毅然と(犬の様子を見てやや強制的に行うことも時には必要)
日にちをかけて行ってあげてください。

犬が納得できるまで付き合うこと、
納得できるような機会をたくさん作ってあげることが大切ですね。



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