私は社会化のドッグトレーナー 第3章

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

人が教えられること、攻撃性の芽を摘む

猫同士どうやって教えているか?

FBのノートとして投稿した記事を転載します。

 

猫より犬の方が社会的であるって言われていますが、猫もなかなかですよ。

私も日々猫観察で、犬より野生に近いと言われている彼らの暮らしから動物を学んでいます。

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上の写真はわが家に住み着いたトラ猫のとら君。

ココは犬の仕方で距離を取りつつ排泄がすんで家に嬉々として戻ってくるところです。

二頭の会話が聞こえてくるようですね。

私たち人間は、犬たちに

「よい学習をさせなくっちゃ」

って躍起になりますが、彼らは彼らの方法で観察学習模倣学習を繰り返しています。

だからまず人が良く生きなくては、って自分に言い聞かせているんです。

では転載です。

先日の埼玉座学の中で
写真のとら君ですね、9か月。そろそろ行動範囲が広がってきているところですが
帰る家はわが家。猫同士の仲を考えたり、排泄の問題で外で世話することに決めた子です。
人が怖いので里親を募集することもしません。

が、私には心を開いていて、不思議なことに、家の中にいる兄弟猫のまめちゃんやみ~ちゃんよりも懐いています。
みんな同じくらいシャーシャー言っていたのですけどね。

かつおくんが(我が家の二番目に飼った猫です)日中外でいる時にとら君はお兄さんのように慕っているのですが
私が手を伸ばすと逃げるようにしていたとら君を不思議そうに眺めて、さも
「こうやるんだよ。大丈夫だから」
って教えるかのように、尻尾をピンと立てて愛情表現しながら私の足元をすりすりして・・・、とら君に見せているかのように。
人に社会化させているんでしょうね。見せて、ね。

これって大きなヒントではないでしょうか?

社会化というと犬に人馴れさせる時何をするかを考えると、この猫の教え方は画期的というか目からうろこというか。
まあ・・・犬同士猫も、そして私的な学びや経験によって社会化の方法として最も大切なのは
模倣学習ではないかと思っているので、かつおくんの仕方を見ても驚かなかったわけですけど。


人馴れさせたいのであれば自分が良い人にならなければ、ということです。人は安心できるを教えるには自分が人に良く接する必要がある、ということです。「良い人」の中には良くなろうと頑張るということも含みます。
だから「叱らない」姿勢が大切なのです。
他の犬も見ていますからね。
叱らなければ分からないと、自分の犬を叱っているのを他犬が見たら?
悪いことをしたから叱られていると思うでしょうか?人は怖いと思わないでしょうか?
実際チャーリーの犬が嫌いと思っていたことは、人が犬をける様を見てパニックを起こしていたわけです・・・。

この理屈というのかな、は若いころには到底受け入れられなかったことなのですが、若い方はこの考え方を受け入れられたら鬼に金棒^^;
って思います。犬を優しく扱ってくださいね。

 

 

犬を優しく扱えば 、優しく育ちます。人が教えられることを大切にして、攻撃性の芽を摘めるようにしていかなくてはですよね。

 

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