私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

動作で教える


極寒の地、秋ヶ瀬に行って参りました。
完全防寒、フル装備^^;、見た目気にしない^^;格好のため、
意外に寒さ知らずで過ごして参りました。
皆さんありがとうございました。
ゆっきんさん、いつも送っていただきありがとうございます。

トレーニング内容はまた後日になってしまいますが写真と共にお話ししましょう。
皆素晴らしいデモを披露してくださいました。嬉しかった~です。

では、石像インターセプトにまつわるお話を続けます。


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シーザーミランにかぶれやすい方は多くは
シッ!っとか言っちゃいながら首のあたりに触れるとか、チョークを真似されるようですけど
犬にどう向き合うのか、という肝心なころは汲み取らない方が多いのではないでしょうか。
反対に
チョーカーなどの手法に腹を立てて、肝心なところを評価しないとか。
どちらも私はパスかな。。。

私が彼の著書の中で気に入っているのは
犬の方から近づけさせる(リーダー云々は置いときます)
とか
犬は鼻、目、耳の順番・・・とか
そういう犬にとって我々が取るべき態度みたいなものをフィールドワーカーとして教えてくれている点なんですよね。
「犬」を知るとか、「犬」を分かりたい時に役に立つ情報を
彼の著書から学ぶことが出来ると思います。経験を軽んじてはいけません。

問題行動としてくくられるものと我々トレーナーは日々関わっていますので、
「動物」とは?
「命」とは?
の視点で考えなくてはいけないということも、自分自身を高めてくれます。
命と暮らすことの究極は、問題と共存する、ということですかね。問題のない命はない、ですから。
そこから一歩一歩解決に進んで行けば良い。
解決しなくても、共存していますから、共存する問題を丸ごとひっくるめたその犬が愛おしい。
一緒に暮らすというのはそういうことでしょう。
ただ、ひっ迫したお悩みには、飼い主さんだけでは対処できないこともある、それは事実です。
真面目な方は自分を追い込みやすいので、救いは求められるということも大切です。
そういう意味では頑張りすぎないように。


先日お話しした石像インターセプトなんですけどね。
石像、って言うのは動きませんよね?顔も表情を動かしません。生きてないから^^;
それをイメージすることで、無視しているんだけど、無視するんだけどどうすればいいのか?
が分かりづらい方に、具体的にイメージしていただくようにしています。
もちろん、生きていませんから^^;声も出さないんですよ。「NO」なんて言ったらいけないの。

で、ここで、シーザーミランの言葉が役に立つというか思いだしてほしいところです。

鼻、目、耳。

犬がいたずらしている時は脳が興奮していたり、かじっている時などは陶酔していますので
特に人の声は届きません。
金属的な音にはびっくりして反応するかもしれません(これが天罰法が有効だと言われるゆえんです)
なので、態度で示さないといけないんですね。
そしてマジな匂いも発します(?^^;できるかな?)これが耳のから入る情報以上に
鼻と目を使うということ。

そして犬がまだ幼い時から、恐れずに犬に触れて行きましょう。
興奮して甘噛み以上の噛みが出るかもしれません。でも、恐れずに制します。
手で制すると手が嫌いになる・・・?なりません。なるはずがない。
嫌いな人のパーツはすべて嫌い(苦手)でしょう。好きな人の手はたとえ行動を制しようとも
相変わらず犬は好きなはずだと思います。
犬に不慣れな方が犬を飼うと、どうしても歯が当たったと言っては大騒ぎ、してしまいます。
だから過剰に犬を怯えさせてしまうのですね。
最初に怯えさせるから、とっさの時に酷く噛む事が残ってしまいます。
だからこそ、叱ってはいけないのです。

赤ちゃんが、癇癪を起して叩いても
それが(叩くことが)悪いと叱ったりしませんよね?
非常に簡単な論理です。

どんなに強い子犬の噛みでも、ことさら取りあわなければその行動は消去されます。
噛み、に意味を持たせないこと。
何頭も犬を飼って初めて到達するその経験が、うまく初心者飼い主さんに伝わっていない、
それもまた犬育てが複雑に難しくなっている原因なのかもしれませんね。


噛みに意味を持たせない。
これについてもお話ししていきます。
吠えて興奮する犬を「手で制すことができない」から脱するためです。

お話しがあっちこっち行っていますが^^;順番に読んでいってくださいね~。



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