昨日の「NO」で吠えを止めない・・・
でもNOとYES,これをまず教えなければと思っていらっしゃる方は多いと思います。
ただ、我々はあまりにも感情的になるので制御のNOではなく、怒りのNOになってしまうのですね。
吠えのお話をしていますが、日常的な怒りのNOによって、あまりにも簡単に犬からの信用を失うケースが
多いと思っています。
特に吠えには、人はイライラして逆上しやすいので、感情が抑制できないんですね。
だから、叱るのは難しいし、叱らないで出来る方法にした方が、人も犬もハッピーであると思います。
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犬の吠え・・・
色々な人の思いが複雑に絡まっています
以前ショップのお客様で犬連れでご来店された方がいまして
大騒ぎ系の方でしたけど・・・するとチャーリーはその騒々しさに反応して吠えて
「あ~ら、この子吠えるのね、うちの犬は吠えたことないわよ」
と。
まだ4か月のダックスちゃん。
吠えないことがステータスみたいなことを延々お話しされる。
数か月後、お散歩途中で出会ったその犬は、
お母さんのリードショックと「NO!」の連呼にもかかわらず
ワンワンとけたたましく吠え続けていました。
私は見て見ぬようにその場を離れましたが、もうその方はショップへはいらっしゃいません。
どうして?
どうして犬が吠えることをそんなに恥じるのでしょうね?
良い子=吠えない子を連れている自分がステータスというわけでしょうか?
恥ずかしい、だからどんどん犬を追い詰める手法に邁進してしまうのではないかしら?
誰にも見えないところで。
自分に恥をかかせる犬に向かって。
私がこういうお話を書くと、
「そんな極端な~」
と仰る方がいますが、極端でも何でもなくいますよ。こういう方は。
しつけ教室は「良い子」の自分の犬を見せに行く場所
そういう位置づけの方もいらっしゃるのですから。
「あら、あなたの犬はそんなんことも出来ないの、うちのは出来るわよ」
と。
そういうタイプの方のところに吠える犬が来た、マッチングの問題なんですが
非常に難しいケースに発展します。
とことん犬を追い込むので、吠えをなかなかやめさせられないし、
吠えている犬を抱こうものなら、手を出すと、咬みつかれたりしますもんね。
犬はある日吠えだします。
それは犬の成長ですよね。
飼育がまずいから吠えだすわけではないのです。
吠えすぎは欲求が満たされていない結果ですが、「吠える」ことは生得的な行動です。
私たちが会話するように吠えてお知らせしたりするんですね。
だから、吠えたと言ってはマズルをつかんで吠えを止めるなんて
思いやりに欠ける方法だという事が分かると思います。
マズルコントロールは咬みを誘発します。
昨日お話しした「NO!」についても。
NOを使うだけで、吠えやんだ犬に正解のマークを与える人がいないのはどうしてでしょうか?
実際の場で、犬を褒められないんですよね。
ある日突然犬が吠えはじめました、あなたはどう対応するのか。
その答えをお持ちですか?
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