私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

介入(2)

続きです。 いわゆるパニックだ、ということは理解できますよね? パニックに必要なものは何でしょう? そうですね。落ち着かせることです。 ん?「叱りによっても落ち着かせることが出来る」って? 「リードショックでもおちつかせられますよ」ですって? 落ち着かせるのはその場限りではいけないと思うのです。 からの続きです。 その場限りでない落ち着きをもたらすもの。 多くの訓練では、無力感を学習させると思います。 叱りやリードショックの継続によって、何をしても無駄、な状態に脳を持っていければ 怖さも感じない、ようにさせられると考えても不思議ではないでしょう。 考えてではなく経験的に導かれる手法なのかもしれませんね。 DVのように、暴力を与えられるとそこから逃れられるのに逃れたいと思えない状態にさせればOK ということですね。 非常に、応用範囲は広いです。だから罪だと私は思うのですけどね。 怖くて、または本能で反応する行動、反射的な行動。 犬の中にはたまたま酷く反応する個体と反応が現れない個体とがいて、 反応が出る犬を連れた飼い主さんが困っているわけですよ。 中には生命の危機さえ感じる犬もいますからね。 恐怖は熱中症、本能は命にかかわる交通事故など。 どうトレーニングしても100%事故を防ぐことはできないわけで 恐怖を感じさせないようにもできないわけで、その無力の中で祈るように飼育する そういう方もいるのです。 そういう方がわらにもすがる思いで、掴むものが 犬を壊すものでないことを私も祈るような気持ちでいます。 チャーリーを救ったもの、救い出すもの、ココを落ち着かせるもの それは何でしょう? 介入です。私の用語でいうとインターセプトです。 集中させない、させすぎない、という人の行為になります。 それをするためには、ホールドラッピングは必須ですね。 動きを止めてあげないと興奮が持続=自分の世界に埋没しますので。 多頭飼育ですね、犬が3頭います。 犬は犬同士のルールで、ということである程度犬に任せる方が多いと思います。 私も任せることもありますが、 多分、他の方に比べて介入頻度は高いです。 精神が落ち着いた犬であれば介入も必要はないでしょう。 ただ、ひょんなことで恐怖心や執着をためやすい犬=ナイーブな犬でしたら 介入する飼い主(いわゆるリーダーですね)を強烈にインプットさせたほうが 恐怖心、パニックへ犬が進むことにもストップをかけられる=介入できる と私は睨んでいます。 だから、犬同士には任せません。 任せた段階で、飼い主の支配力が低下する、とさえ思っています。 もう一度言いますが、不安定な犬の場合です。うちは現在そういう犬が集まっています。 行動分析のお勉強を始めて、犬の行動を修正するための方法論として有益だと感じています。 ただ、私というトレーナーは、犬の心・感情など 見えないものを大事に扱っていますので、それは行動分析の分野ではないのね、 分野ではないけど、私の核となるもので絶対に手放せないものなのです。 いわゆるリーダー論、それを訓練手法に応用するから間違いが起こるのではないかな。 精神論として、自分だけの心の中で核として育てる それが育っているから、科学的なトレーニングで行動修正を行える、 これが現時点の私の方向性です。 恐怖症、興奮症、パニック。 うつ的なものとか、攻撃心とか。 そういうものから犬を救いだす時には、犬にとっての絶対的な安心感が必要だと思います。 絶対的な安心感はではどうやって生まれるのか、それは「叱らない」否定しないという 飼い主さんの姿勢だと思います。 もうちょっと続きます。 こちらと 人気ブログランキングへ こちら にほんブログ村 犬 お手数ですがポチポチと2回、「読んだよ~」のクリックお願いいたします。 甘噛み対処法をお聞かせください

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