お散歩トレーニングの必需品ともいうべき・・・おやつ。 でもね、普段おやつを使わない人は?どうするの? ですけど・・・ そういう方は、参加されないか、または おやつを使うことに移行するかな? 使うことが強制ではありませんので、自由でいいのです。 おやつタイムがあるわけではありませんので、 あげたりもらったりしなくても十分過ごせます。
そもそも、なぜおやつを使うのかですが
トレーニングとおやつ
charliemama3.hatenablog.jp
社会化不足で外慣れ不足、人慣れ不足、犬慣れの不足で お散歩トレーニングの場で何も食べられない犬がいる、その犬が食べられる状態になることが その場に「慣れた」ということの確認になる。
おやつが、勇気を与えるし、慣れのバロメーターであるということ。 臆病な仔は、いつも食べ慣れたものが有効でしょう。
気が散りやすい仔には、匂いの強いものがいいです。
緊張して食べるのにも勇気のいる仔は 噛まずに飲み込める小さくて柔らかいものがお勧めです。
また、ガウられたり、足を踏まれたり、見慣れないものに出会ったり 怖がった犬をパニックから救いだせるものがおやつ、だったりします。
飼い主さんが慌てている時は、 さり気なく他の飼い主さんが食べさせる、ということもトレーニングです。
ということもあって、自由に飼い主さんの判断で使いますので、 わざわざおやつタイムは必要ないと考えています。
動きが止まった状態でのおやつは、緊張感から喧嘩に発展しやすいかな。
犬慣れ、または顔見知りの犬同士であったら大丈夫な場面でも 慣れていない犬はガウが出やすいです。
注意していただきたいのですが、この時のガウはおやつへの執着だけではありませんよ。 場の空気がいたたまれないのです。 自分のポジションの主張(過剰な主張)だったりします。 自制心を失ったガウです。 よ~く観察しましょうね。 おやつに集中していたら、権勢している場合ではないでしょ?
こういう仔の場合は、飼い主さんは輪から外れてご自分の手からおやつをあげる それに集中される方がいいでしょう。
犬同士、至近距離でおやつを食べる、のは見た目以上に高等な慣れの結果です。
おやつをあげる時はマグネットで動かしたり 歩きながら名前を呼んだり、そういう場面で使っていただくといいと思います。
おやつで犬を動かす、これもトレーニングです。飼い主さんのおやつに集中させます。 他の飼い主さんのおやつが気になる犬、 そういう犬を自分のところにとどめることも、トレーニングです。
では、以上お話ししましたところで3択問題!(爆) 簡単ですよ。
おやつをもらう時、その場の空気にガウしてしまうい犬がいます。 どう対応しましょうか?
1:みんな公平に同時におやつをあげるようにする
2:ガウする仔に先にあげてなだめる
3:ガウする仔は少し離れたところで飼い主さんが制御する
記事の中に答えがありましたね。 お散歩トレーニング、食絡みの争いはNGです。
http://www.youtube.com/watch?v=9DWDyQT3JUg
我が家のルールでもあります。 喧嘩が仕方ないこと、と容認することは犬を侮っているとさえ思います。 誰かが権勢した時点で、おやつ(おもちゃ)はすべて捨てられます。容赦なしです。
かわいそう、という感情も捨てます。 その結果、一つのものを争わない、 執着のなさが生まれ、食べ物をめぐっての順位争いや、 一切の喧嘩は存在しません。
犬と猫の間でも。 喧嘩に発展するその意味は、おやつに集中し過ぎるからではないです。
反対ね。 おやつに集中できず、他の犬とのポジション争いに気が行っているの。 そういう場合は?
名前を呼んで、気持ちを向けさせておやつ。 です。 他に犬がいても平気になる、というのは、人の存在がおやつ以上に有効なのです。 同じおやつでも、あの人にもらいたいことってあるでしょ?
みんな一緒の方がよく食べる、とか・・・ そう考えると、犬は決しておやつに執着しているわけではないのね。
おやつをあげると犬が卑しくなる、 おやつがないということを聞けない・・・それらは人が作った物語なんでしょうね。 犬は観察して覚えます。 模倣して成長します。 争わなくても自分を保てるようにしてあげましょう。 高度な犬の中での社会化ですね。