私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

犬の攻撃性



今回は犬の攻撃性についてです。
咬み犬についてにも触れる事になるかもしれません。
(次回以降に・・・また続くのかい?)

辛いですけどね、
愛すべき犬の攻撃性を考えなくてはいけない
ということは・・・。

まず、攻撃性にはどのような種類があるかです。

 恐れ、恐怖、追い詰められたと感じる事
によって現れる攻撃性

ビビリの犬に必要以上に体罰を加えたりすることによって現れるようです。
ビビリ犬はもともと「こわい」ことに対する許容量が小さいですからね。
また、ビビリ犬は飼い主の残虐性を助長しやすいのでしょうか?
人間性が問われます。
自己防御です、犬にとってはね。

アルファーによる攻撃性
じつは意外に少ないこのパターン。
「この犬は支配的だ、人間の怖さを思い知らせないと」
は、NG。生まれ持ってアルファーな犬はそんなにたくさん
いないのではないでしょうか?
むしろ、生活する中で知らず知らず犬の言いなりになっている、
それによって犬が勘違いしている、このパターンが
多いのではないでしょうか。

防御的な攻撃性
物を守る傾向の強い子が、突発的に現す攻撃です。
自分のお気に入りを守ろうとして
過剰に反応した結果起こりやすい攻撃性です。

転位性の攻撃性
犬がパニック状態になった時、周囲にあるものを
見境なく攻撃することがあります。
ケンカを止めようとした飼い主が咬まれたという
のもこれに入ります。

転嫁性の攻撃性
通り過ぎるバイクに突進する、猫などを獲物として攻撃する、
など、狩猟本能に基づいた攻撃性です。

遺伝性の疾患による攻撃性
上記の理由が見当たらず、原因がわからない場合、
なにか遺伝的な疾患があるのかもしれません。

これは、犬の教科書的な本にはたいてい記載されています。
なぜ、分ける必要があるのか。
それは原因によって対処法が違うから、と私は考えています。
学問的にはもっと他の理由があるのでしょうけど。

では、対処法とは?
次回に続きます。



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