私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

引っ張りの矯正ですか?(2)




引張る習慣、引張りを矯正されずにいる状態
はい、
いわゆる引張り癖についての2回目。

まず、どのような状態の犬にも使える
トレーニング方法から。
お散歩デビュー前の犬にはぜひ積極的に
取り組んでいただきたいと思います。

あなたのわんこの大好きな物を用意してください。

具体的にはおやつ、おもちゃ、もしくは、あなた自身。

(リードはつけないでやってください)
おやつ等をあなたの膝あたりに固定して歩きます。
そのまま、歩きながらわんこの名前を呼んでついてこさせます。
あなたのことが大好きな子であれば、名前を
呼ぶだけでついてくるでしょう。

このとき「ついて」とか「ヒール」という
コマンドは言わないようにしてください。
ただ、ついてきたとき「ヨ~シ、ヨシ」「グ~ッド」
など思いっきりほめてあげてください。
何回かに一回は、もっているおやつを食べさせる、
おもちゃで遊んでやる、なでてあげる、
というごほうびをあげてください。

そして、楽しそうについてくるようになったら、
初めて、「ついて」のコマンドを行動にくっつけていきます。

これが
「ついて」=「たのしい」
と思わせる、一番いい方法ではないかと思います。

要するにあなたに集中させるというトレーニングですね。
まあ、犬にとってはとっても楽しい遊びです。

明日は、犬具の選び方,着けるときのポイント
ドアから出る時、引っ張り癖に複数の問題行動がくっついて
いる子の矯正について、お話したいと思います。




補:リードをかみかみして歩く、ことを防ぐために。
まず首輪にリードがついた状態に慣らしましょう。
お部屋の中で、首輪、リードをつけて
自由にさせてください。飼い主さんは目を離さないように。
おいでをしておやつをあげる、
ご飯の前につけ、つけたまま食べさせる、
つけた状態で、おもちゃで遊んであげる。
等です。
リードを引いて首にテンションがかかり過ぎる
ことのないように注意してください。


    

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