私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

犬を不安定にさせる飼い主


触れば、壊れてしまいそうに思えるほど
弱々しく、小さな命、と
パピー、子犬を迎えた誰もが感じることでしょう。

けれど、それもつかの間、2週間もすれば、やんちゃ
が始まりますね?

何も考えていなさそうなこの子犬、実は、
あなたたち家族をじっと観察していることを
忘れないでください。

おっかなびっくり、遠慮しいしい、接しないで。
可愛いからといって、やたらと大騒ぎして、犬に
近づく、というのも感心しません。
このどちらの接し方も犬を不安定にします。

犬は優秀な観察者なので、自分は家族にとって
どういう存在であるか、観察によって知り始めます。

では!
一体、どのように接するのがいいのでしょう?

犬を不安定にするのは、実はとても簡単です。
今日許した行為を明日は禁じる、
家の人だけの時は許して、お客さんのいる時は
禁じる、
飼い主の気分の悪い日はどなる、が、気分のいい
日は許す、
なんでもかんでも制限せずに許可する、
家族の約束(ルール)をひとりだけ守らず、
抜け駆けする
犬の嫌がることはそれが必要なことであっても、
かわいそうだから、とやめる

これらは、すべて犬を不安定にさせます。

不安定というのは犬によって症状が違います。

共通点は、成犬になった時、飼い主を尊敬しない、家庭の中で落ち着いて暮らせない
という形で現れます。

ですから!
一貫性を持つ、ということが、
犬の安定のためには不可欠です。

多くの犬は、少しくらい一貫性がなくったって
すくすく心も成長するものですが、
残念な事に、難しい子、という子はいます。
人間の子でも犬の子でも、
難しい子は、生まれついて難しい、と思います。
だから、トレーニングの方法は、
ひとつではないのです。

犬を育てることは、自分を育てることだ、
とよ~く肝に銘じて、がんばりましょう。


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