私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

【ブロマガ】欲について(くる天オンライン過去記事です・成長過程について)

くる天オンライン、成長過程の過去記事二つアップします。 二つ目の記事は思春期について。 こういう思春期もラベリングと言われやすいですが、思春期だから思春期で。 そういう時期だからこういう傾向があります、 という知識は予備知識や、医学的知識や、基礎学問、というのではないかなぁって思うのですけど。 この時期、たとえ不妊手術をしている個体でも、体内に残るホルモンで思春期の様相を表しやすいと思います。 ♂犬、♀犬、の違いは一生涯持ち続けますね。 ♂だから、♀だから、こういう傾向がある、という基礎的な情報を生かす、ことが大切ではないでしょうか。 生かす・・・ 成長だから見守ることも必要だよ、という人間側のゆとりにつなげましょう、 ということを思います。 ラベリングして安心しようなんて思う方はここまで来てくださることはない、と思うのですけどね。 さらに欲について [犬の成長過程] 2012年9月3日 8時55分の記事 欲について・・・ ヴィベケセミナーで 「日本では欲をどのように使ってトレーニングしていますか?」 言い換えると、欲をどう生かしていますか? と・・・ 尋ねられて「うっ!」となったわけですね。 はっきり言って考えたことがなかった。すっごい衝撃でした。 ヴィベケが提示した欲(ドライブ)は 社会欲 狩猟欲 防衛欲 性欲 です。 社会欲というのは聞いたことがなかったし、防衛欲というのは防衛心としかとらえたことがなかった。 欲、と言われると・・・犬を尊重するというのならば蓋をしたらイケない、 満たす方向で、と考えると思うのです。 満たせない場合はどうするのか?ということで犬とのトレーニングや遊びというものがあるのではないでしょうか。 なので、トレーニングや犬との遊びに無関心であるということは 犬の欲には無関心で、犬を満足させられない=犬を飼う資格がいるのであれば資格はもらえない、ということにつながると思います。 犬の運動=散歩 ということで一生懸命に長時間散歩する方もいますが、多くの犬には長すぎるのかもしれないですよね? なぜなら・・・ 狩りをするということから考えると、無駄なエネルギーを使いすぎている ということができるのではないかと。これは仮説^^;ここでしかい言えない^^; 犬はなぜ歩くのか?理解できないというか 特にお仕事をする本能の強い犬にとっては意味不明^^;かもしれないなぁと。 時々お聞きする座り込みとか、 社会化不足やわがまま^^;とは言い切れない何かもっと犬の欲に絡む問題なのかもしれないと、そう感じるようになってきました。 欲を考えるようになってからの事です。 狩り遊び 食べものを投げて追いかけさせ、探して、見つけて、食べる。 大きいものだったらくわえてお家に持って帰りたがるかもしれませんね。 お家に持って帰ればぽろっと放す・・・ 何処かに隠そうとするかもしれません。 そういう一連の流れを、散歩の中に取り入れることが出来たら犬たちはもっと楽しいのではないかなぁと思うんですね。 そういう意味で、食べ物を抜くというのはナンセンスですし、私が食べものを使い続ける等のはこういう使い方をいうのであって、行動を作り上げることを言っているのではないんですね。 犬のトレーニングを何かをさせるものと思わないで 欲を満たす そして、欲の発現を抑えるため(防衛欲、性欲に関してですね)にこちらへの注視を強化する。それによって、欲求不満に至らせないと考えると良いのではないかなと思います。 思春期 [犬の成長過程] 2012年10月2日 5時0分の記事 昨日ご紹介した動画をもとに、思春期について 犬の成長過程についてお話ししていきたいと思います。 攻撃的な態度、行動も、叱ることはナンセンスということ。 頭で分かっていてもいざという時…迷いませんか? 支配性理論が根付いている云々ではないでしょうが、 犬の『何か』を恐れるがゆえに、不安に支配される気持ちを整理してみましょう。 8~10か月から20ヶ月くらいまで続くと言われている思春期。 本家ブログのカテゴリーはこちら。 http://charliemama.weblog.to/archives/cat_29870.html こちらでは 思春期についてで。 http://blog.kuruten.jp/charlie/C29 大型犬と小型犬ではその現れる時期が少し違うと感じています。 いつまでも子供のような大型犬。甘えん坊で、怖がりで、何かあると後ろに隠れているような犬でも、時期が来るとだんだん自我が出て来て、ちょっとした指示や言葉かけに無反応だったり、明らかに挑戦的に^^;見つめ返す…しかし他人にはそういうことがない。 ・・・ ということが現れます。 [私の接し方が悪かったのかしら」 「なにかこの子に気に障ることをしたのかしら?」 「信頼関係が希薄なのでしょうか?」 また・・・ この動画だけを切り取って言いたがる方はきっと 「ストレスフルな環境で、一杯一杯だから。こういうところで指示を出す方が…」云々 いいたがるでしょうか。 でも私のタッチには反応して近づいています。最後カメラに寄ってきています。 「タンタン♪」 は私の手に、恥ずかしそうにタッチしてくれて正解のマークを出しています。 一杯一杯ではないんですよ~。

http://www.youtube.com/watch?v=PXbPrSiVGuQ&list=UUaQ46VSe-8pVe893Z_8AWAw&index=1&feature=plcp 5~6秒、飼い主さんの差し出した手をチラ見して素通りしていますよね。 何という華麗な無視^^;でしょうか。 ま、まずはここまで。 危険な闘犬種と言われます。 やはりここだけ切り取ると、 「反抗的な態度。今、上下関係を構築しないと大変な事になるわ」 と・・・ 言われやすいでしょうね。

危険危険って言いすぎる。危険な状態に追い込むのは人間だと思います。 シーザーミランの動画に出てくる『危険』と言われる犬たち。 あのくらいの訓練が必要と言われますが…その状態にしたのは何で、誰でしょうか?ということをまず問いたい。 そうしなければいいのです。 そのために、何が正解かを与え続けるポジティブなトレーニングを続けましょう。どの犬種でも全く同じことです。

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