この子には本当に鍛えられましたね^^;最後まで意思をもって吠えてお知らせしてくれました。 たとえ学習理論などを理解して、行動を変えていくことがうまく行ったとしても 犬的に行動を変えられない方が、長い目で見たらストレスのコップにストレスがたまらないことにつながる のではないかなという思いがあります。 どういうことかというと、 犬は犬の行動様式、ボディランゲージや、人間には理解できない方法で 相手とコンタクトを取っているのかもしれないわけです。 なのに、人間目線で 問題である と感じたら、その問題である行動を直すことに必死になる、というかそれは当然で 直したらきっと犬も暮らしやすいであろう、と・・・私たちは思うわけですね。 が、 犬を見て感じて、犬の言葉に耳を傾けだした時、 「それって本当にそうなんだろうか?」 と・・・ 違う景色が見えてくることがあります。 一旦違うものが見え始めると、愕然としますよね。^^; 私たちは何もわかってない、ということに気がつきます。 たとえば、先日の記事の中の http://charlie1210.blog113.fc2.com/blog-entry-3095.html 吠えのお悩みはとても厄介で、犬が嫌いだから吠えるという誤解も問題を大きくするのかもしれませんね の中の、ココの記事ですけど。
ココは対犬へのアプローチがとてもうまいです。 興奮して挨拶をせがむ犬にはおどけてフライトディスタンス一杯に走りまわるので相手の飼い主さんに 「ほら~、怖がっているからやめなさい」 と言われます。 こういう誤解が犬の行動の不理解につながり、吠えや突進を強化してしまうわけですね。 これについてもお話ししていきます。
一定の長さのリードをきつく握りしめて、いざという事態に(犬同士、または相手の犬に攻撃されることを想定して)備える方は多いですけど。
すると上記の
フライトディスタンス一杯に走り回らせることができません。
参考記事
スペースの色々
http://charlie1210.blog113.fc2.com/blog-entry-2168.html
当然、危険な場所ではリードは固定しますし、第一そういう場所では挨拶をさせませんし。
犬は距離が取りたいわけです。
自分で離れて一定の距離感を保ちたい、と思っています。
それをさせてもらえないリードの張りが、苦痛だったりしますね。
その張りによって、苦痛の吠えや、後ろ盾を得た吠えや、その犬の精神状態を表すような吠えが出ることがあります。
吠えにくい犬は吠えないでしょう。
上記の引用の中の
興奮して挨拶をせがむ犬にはおどけてフライトディスタンス一杯に走りまわるので相手の飼い主さんに
「ほら~、怖がっているからやめなさい」
という誤解は、
うちの犬はフレンドリーに挨拶したがっているのに相手が怖がっている
という誤解か、または
相手を怖がらせてしまううちの犬は悪い子
という誤解が飼い主さんの気持ちの中にあるのではないかなと。
どちらも、距離を取らせてその場で落ち着かせる、
という飼い主さんの行動が必須でしょう。
犬どうのこうのではなくて、まず人が犬の行動を制御できるようにしていきます。
「止められない」
のは止める練習が足りないのだと思います。
普段おとなしいから、でも刺激の中で興奮するのなら、ある程度刺激を与えなければ犬も人も練習になりません。
その程度の塩梅も、なかなか難しいとは思いますが、避けてばかりはNGよね、ということで
各地失敗を笑って許される練習の場、叱りのない場所が必要でしょう、と思っています。
そしてそこに参加する方は
犬目線で見る・考えて介入する
犬についての学びが(特に犬の行動学、エソロジーですね)必要だと思います。
にほんブログ村