私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

お散歩トレーニングの流れ(2)基礎トレ

さて、では続きます。 お散歩トレーニングの流れですね。
自己紹介して、歩いて、ある程度広くて人があまりいない場所を選んで。
興奮度が高いな今日は、という場合は自己紹介を後に回します。

座らせて動きを止めて自制、ではないです。そのようにしてまあまあ自制が完成する犬は
なかなか私のところにはたどり着かない^^;かもしれません。
どうやっても、なぜかうまく行かない。
もしくは、ずたずたに犬の心を壊されてしまったとか。
その時もう一度やり直したい、または飼い主としてもっと力をつけたい。
いろいろな理由で通われています。プロを目指す方、プロの方もいます。
みんなで同じ方向性のもと歩く、歩かなくてはいけないという一つのルールに則っていますので
ある意味大変ですが、概ね^^;楽ちんですね。

「あなたがリーダーになりきれていないからよ」
という良く考えるとむちゃくちゃな言い方をされることは皆無です。
叱らなくてもいいから人間として心は折れません。ただし、叱るより高度な犬を成功に導く方法を
知識と行動で学ぶ必要がありますから、そういう意味では楽をさせません^^;

では、流れですね。
基礎トレ三つです。何度かお話ししています。
http://charliemama.weblog.to/archives/34871365.html

「この子には無理」
と思っているのが実は自分が無理だったりしますから。
そういう無理を、はっきりさせて、飼い主の行動を変えるために簡単なデモにチャレンジすることは
とても大切な練習になります。
一回目より二回目。
何度でもしてもかまいませんのでみんなの前で普段通り行ってみてほしいです。

名古屋ではのこ母さんに3項目すべてお願いしました。





そしてまたまた歩き出し。
この頃になると、ピリッとしていた空気が和らぎます。
顔が近いと言っては緊張が現れていた犬同士も、距離を主張しないでも
まあ、お前ならくっついていてもいいよ、危険じゃないから
と。
特にあいさつしなくても犬に慣れるのは、危険ではないということを時間をかけて納得するからでしょう。
歩きながら。そして一緒におやつを食べながら。




同じ釜の飯を食う^^;ということでしょうかね。

名前を呼んでおやつ。
マグネット
オンリードのおいで

いつも取り組んでいることを、ちょっと緊張する場面でする、ということなのですけど
犬たちにとっては、
いつもと同じ声に引きつけられるように動くだけ。
これができてくると、
いろいろな状況下で、いつもの声が届くようになる、はずです。
パピーの頃からまずは、飼い主の声、人間の声に楽しく反応できるように育ててください。
その基礎の上に、その子それぞれの楽しみ、という感じがいいと思います。

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