私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

ケンカを売る

シンタ君のちょっと身の程知らずな印象を受ける行動が見えた日でした。 これは、広場での歩行のトレーニング中。 シンタ君、別に市ママさんのおやつが欲しいわけではないのですよ。 市ちゃんに突っかかろうとした直後。 市ちゃんは、当然売られたケンカは買いますので(爆)売ることもある(大汗) 迎え撃とうとしたところを市ママさんにガッつり止めらました。 止められて、以前だったらママに飛びついたり噛みついたり 逆切れしていたものですが、これは「はっ!ママ!了解!」 って瞬時に抑制が働いて我に返っているところです。 大抵、犬の突進には叱りで制御すると思いますが、 そうすると、さらに向かうようになると思いますよ。 こういう気の強い仔は特に。 で、シンタ君、この後歩行が終わってまた歩き出そうとしたところ、 経緯は分からないのですが市ちゃんとのバトル(?)が始まった模様でした。 我々は高みの見物ではないですけど、野次馬的にのぞいてましたねぇ~。 「うわぁ~、シンタ君怖いもの知らずだわぁ」 「市ちゃん、相手になってる~。ああ~、でもバウ通じてないね~」 ワイワイガヤガヤ・・・ 市ちゃん、いろんな手で、正しい遊び方を提案しているのに シンタ君には通じなかった模様で、そのうちママの周りをぐるぐる爆走し始めました。 「通じないわ~!やってらんない!何よ~、あの子!」 って。。。 で、その後、脱糞。(爆) 最近はこういう通じない相手に過度に吠え続けることをしなくなりました。 (前は、相手が黙るまで吠え続けてましたねぇ・・・) ただ、フラストレーションがたまるので そうして走りまわって発散するんでしょうね。 強いものには挑戦したり そうかと思うと、弱そうな仔を脅してみたり・・・ 思春期にはよくありがちなこと また、対犬への社会化不足で自分のポジションを勘違いしている犬 社会性が育っていない犬に ありがちな 勘違い。 怖いのに突進する。その時、相手が離れて行く経験をすることが続くと もともと勘違いしやすい性格の犬は(笑) 「ああ~、俺って強い」 って。。。思い込んでしまうようですよね。結構厄介ですよ。 思春期の脳のジージー 低気圧の通る時の脳のプシュプシュ感・・・ 5択(?)の記事を思い出して http://charlie1210.blog113.fc2.com/blog-entry-1116.html 今は無理、と思いやって、フラストレーションを上手に発散させてあげたいです。 その方法は ただ歩く。ながら歩きではなく 黙々と、淡々と。歩くことに集中。 そういう歩きによってセロトニンを出させて、脳を安定化させます 息が上がる速さはほしいですよ。ぶらぶら歩きでは効果が薄いかな。 リハビリですから効果のある方法を選択します。 このくらいの速さがいいかな。無理ならば、坂道。心拍数を上げます。

基礎トレ、お勉強はその後、匂い嗅ぎも、犬との接触も その後。 これが、ガウガウや、キャンキャンなど 辺縁系に支配された行動から犬を救う方法、トレーニングとしては有効だと思います。 吠えや攻撃性でお悩みの犬が他の犬との合同トレーニングを行う時には まずは歩いてもらう、事を選択します。 歩くことで・・・えッと15分だったでしょうかね、 黙々と歩くことでセロトニンが出始めます。 脳の状態を良くしておくと、取り組みもすんなりと身につくと思います。 そういう意味でも、お散歩、というのは重要な役割がありますね。 まずは歩きましょう! 飼い主さんの心もすっきりしますよ~。

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