私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

バリア・フラストレーション

  社会的距離を自分で決められない状態の・・・ リードでつながれている犬たち。 障害になるもの(リードやクレート内など)によって自由に行動できない苛立ち これをバリア・フラストレーションといいます。

犬同士がオンリードにで挨拶をして、緊張から小競り合いになる。 多くの場合はこのバリアフラストレーションが絡んでくるのかもしれません。

ただ・・・ ではリードを放せば、解決するか、といってもそうはいかないですよね。 我々も、犬も、 オフリードでの教育を受けていませんので、 興奮した犬は相手の犬を執拗に追いかけまわすかもしれません。

興奮がエスカレートすると、大けがにつながる事故が起こるかもしれません。 社会化不足で、犬同士の絡みも少ないですからね。 双方一杯一杯の状態で、いわゆる「マジ」になっちゃう。

冗談通じない(犬語通じないのね)状態 犬同士の遊びの不足から、なだめあうことを学ぶ機会がないから・・・ 難しいですね。

怖いな、と感じるものから距離を置く、 自分で距離を置けるように、リードの長さはある程度長めのもので フラストレーションを助長しないように、リードはいつもたるませられるようにしたいです。

ということで、お散歩トレーニングでは3メーターリードを使っていただいている方が 増えています。

この間もライムちゃんに私のをお貸ししましたが 短いリードの時は必死で引っ張っていましたけど、長いのに代えた瞬間 リードは引かない、飼い主さんの様子をうかがう(チラ見する) 呼んでもないのに足元に戻ってくる・・・ という変化があったのには驚きました。

そして、日々のトレーニングで戻ってきたら褒めておやつ、を繰り返したり リードを長くしたり短くしたりしながらお散歩をすると どんどんバリアによるフラストレーションが軽くなるかな~、という気がします。

犬がイライラしなくなりますね。

ラブラドールのルナちゃんは、さらに長めの10メーターを使ってチャレンジしていますよ。

 

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