先日お話しました。
>挨拶自体に悪い印象をもつようになるかもしれないですよね。
ですが・・・
いろいろ記憶をたどっていくと、案外思い当たる節はあるのですよね。
我が家は多頭飼育ですので、犬同士の挨拶行動や、小競り合いなど
毎日数多く観察が出来ます。
(知った間柄でも、毎日匂いのチェックは怠りませんよ~)
なるべく介入しないように観察するようにしています。
小さなココは、カレンの鼻先が当たっただけでも吹っ飛ばされたりしますが
知らん顔していないといけません。
その時
「大丈夫~?よしよし、痛かった~」
などと慰める事はNGです。慰める事で人はとりあえず、自分が満足するだけだと思います。
きつい言い方かもしれませんが・・・そう感じます。
犬は自分で何とかします。
またさせないといけないのですが、
結構、犬は自分でなんとかできちゃうんですよ。(≡^∇^≡)
人間が間に入って慰める事で、いちいち犬が人間の表情を窺うようになることは
得策ではありません。
依存心ばかり強くなり、分離不安の元にもなりかねないと考えます。
ココの雷恐怖症でもお話ししましたが、
一緒にオロオロするのを、ぐっとこらえる飼い主さんの忍耐力が必要とされる時です。
犬には恐怖は伝播しやすいので、注意が必要です。
飼い主さんが何でもなかったという態度でいると
犬はブルッと体を震わせて、また元通り歩くようになるはずです。
鼻っつらを噛まれてしまったような時も
大騒ぎしないで、無言で抱っこして、犬を固定するような(拘束ですね)感じで
落ちつかせてあげられるといいと思います。
飼い主さんの慌てた声は、脳がパニックを起こすのを加速させてしまいかねません。
でも・・・
関与しない方がいい、といっても、
そうとばかりは言っていられない場合もあるんですね~。
(犬社会も相手がいることですから・・・)
「うちの仔は大丈夫だから」
とおっしゃる相手の犬の飼い主さん・・・本当に大丈夫かどうかは、
犬の様子を見て判断しなくては危険です。
危険だと思ったら、自分の犬を呼び寄せるまたは合図で足元につけさせる等、
引き離した方がいいでしょう。
大人しく匂いを嗅ぎ合っているように見えますが、案外緊張は高まっているということが多いですよ。
その時、尻尾は高い位置で小刻みに振られていませんか?
尻尾が振れているから喜んでいると考える方は多いです。
尻尾の振り方にもいろいろ意味があります。
また、じっと相手の顔、目をがん見する行為は無礼な行為ですね。
鼻と鼻を突き合わせている時も、決して目は合わせませんし、
お尻の匂いを嗅がれている犬は、じっとして相手の顔を見てはいけない
犬の社会ではそういうルールがあるようです。
犬は多くのボディーランゲージで、争いを回避します。
それが犬のルールでもあるんですね。人間が知らなくてはいけないこと・・・
たくさんありますよ。