おはようございます。
前期のお散歩トレーニングがすべて終了しました。
再開は、小田原は9月下旬を予定しています。今日の記事はまるっと社会化ブログに転載予定です。
犬の森のオフ会としてのお散歩トレーニング、通称散トレですが、
脚側歩行で黙々と歩くようなものではなく
まずは犬が人間社会で少しでも快適に暮らせるための
散歩の仕方の心構えや方法、身構えなどの飼い主さんの学びの場です。
ほぼほぼ犬は自由行動です。
必ず、やめてほしいと思う行動に出会いますが
飼い主自身がやめてほしいだけで、犬なら当然、または当然させた方がいい
そういう行動で悩むのであれば、変わるのは人よね?
と考え方をし切り直す場所、でもあります。
なので、もし、服従訓練や、負の強化を知らず知らず行いつつの正の強化でもやもやしている専門家の方にも、ぜひ訪れていただきたいと願ってます。
まずは犬の森で、なぜこのような方法や考え方に至ったのか
を学んでいただきます。
出張トレーニングや単発での散トレや座学での参加をされる方から見えてきた傾向ですが、飼い主さんが知りたいことだけ聞きたいと思いますよね?
出発点がそこだからうまくいかないのだと思うんです。
犬たちがまずは知っててほしいことを知らないからうまくいかないのですよね。
その第一歩が犬のボディランゲージです。
犬の言葉というと人間の言葉に翻訳されたドッグコミュニケーションを思い浮かべてしまうくらい、犬にとってはあまりうれしくない犬語の理解が広がっています。
ボディランゲージは雄弁です。
ボディランゲージを知らない人が犬を迎えて犬と暮らしているのだから、犬が何を言っているのか理解できるはずがありませんよね?
犬は人間の思考回路そのままにしゃべりませんから、もっとシンプルにボディランゲージを読む(見る、感じる)必要があります。
そこに人間の思いを乗せないように注意するところまでが、ボディランゲージの学び方です。学ぶ意義と言っても良いですね。
昔は犬語の知識は広がっていなかったので、長く犬を飼っている、犬飼歴長い人の方が修正が必要な分、学びにくいのかもしれません。
長さは犬的な正しさとは違うので、染みついた人間側の考え方の修正に手間取るわけですね。
まずはこのようなお話をしているうちに、1時間くらい過ぎるので、出張のトレーニングやカウンセリングをストップしてしまったのでした。
同時に、お散歩トレーニングに参加する場合は犬の森必須とさせていただきました。
机上の空論ではなく、一頭一頭、そして一頭と一組のご家族、それぞれを見つめて、今もずっとこれからもずっと継続しながらの方法論であったり心構えのお話をしています。
100%は無理でも、ひとつずつ取り入れることで、犬が喜ぶんです。
喜びを提供する人を信頼しないわけがないでしょう?
その当然の流れさえも、
犬は服従するから犬的な喜びを感じる
みたいな気持ち悪い妄想が邪魔する犬の世界です。
犬も人間と同じ感情を持つのですから、服従による喜びは病気では?と正しく疑うようになること、ここが大事。
だから、長く犬と暮らしてきた人の考え方の修正が難しいのです。
昔は服従の考え方が広がってましたからね。ほんの20年くらい前ですらそうですもんね。
修正しないまま今でも犬と暮らす方が多いですよね。それでも犬は尻尾振りながらご主人様について行く、そんな律儀な動物です。
中には、
「嫌なもんは嫌なんだよね!」
って素直に表現するキャラもいる。人間だって同じですよね。
「いやなことをすると咬むんです」
って言う言葉が検証もされずに飼い主さんの口から出る、それを何とかしないと
咬む問題はなくなりません。
犬は奴隷ではないですもんね?奴隷のような動物と暮らしたいですか?奴隷のようにさせて暮らしたいですか?
嫌なものは嫌、では嫌がることでもすべきことやした方が犬のためになることなら、どうやって嫌でないように教えられるかな?そのために信頼してもらわないとね。
まずは飼い主さんといることが楽しい、一緒に何かするのが嬉しい、
そして嫌がることも細かく区切って、少しずつできるようにするトレーニングを人が学ぶこと。
しつけトレーニングはだから人の学びによるところが大きいのです。
明後日からカルチャーセンター小田原での講座が始まります。
次があるかどうかわかりませんが、まだまだ服従ベースの犬の世界の中で、飼い主さんと犬を味方につけられるように頑張って行こうと思ってます。
出張トレーニングカウンセリングは犬の森メンバー限定です。
メールカウンセリングも同じですが、犬の森の購読料に相談料は含まれます。出張の場合は別途料金がかかります。
他に仕事を抱えているので、時間が取りにくいのですが、悩みや悩んでいるほどではないけど、なんとなく犬との暮らしが楽しくない方、ぜひぜひ犬の森へどうぞ!
お友だちにも紹介していただけると嬉しいです。
では今日もよろしくお願いいたします!