大好きな犬の「好きなもの」をとことん学ぶ
2015年のオンラインドッグトレーニング記事を修正してみました。 残しておきたい記事を修正して、ブログ内の記事もリンクして活用していただけるようにしていきます。 飼い主力アップにお役立てください。
学び続けましょう、横断的に
『自然科学の方法論により哲学から独立した心理学は、あらゆる学問と関連しながら学際的に発展している。 だから専門心理学にこだわるだけじゃなく、横断的に学ぶ必要があるんです』
もう一つ。
社会化に関しての投稿もこちらに残しておきます。
さて、先日ご紹介したこちら
ルーツが同じ。 そして目指したいものが同じ、なんですね。まだの方はぜひ。 読んで、とんでもなく共感を受けたことを思い出します。
今日のお題の 犬の心という庭を耕す というジーンとくる言葉も彼の本の中の言葉です。
耕された庭からはきっと色とりどりの花が咲き乱れ、私たちはそれを愛でるのでしょう。 犬を飼う醍醐味でしょうか。
神経科学がここまで発展して犬の感情について分かってきたことを知らされれば、 犬にどう対さねばいけないか 考える時期に来ていると思います。
たかが犬、ではない。
「犬への接し方」という意味 犬に接する自分を育てるという意味での犬への接し方です。
知らないから理想に遠ければ、まず知ろうよ。 そう思います。
さておやつばらまきワーク♪(♪を意味なくつけてみました)ですが、 先日受講したK9ノーズワークはこれから匂いを教える段階に入ってきて、 その競技として進んでいくときにはおやつを探させるのは一旦中止した方がよい、 ということでしたね。
まあ、反対に言えば競技と考えていなければ別におやつを探すのは悪くないというか良いわけですから、 皆さんの考え方次第であるとは思います。
狩りごっこ 狩りごっこといって おやつを投げて「探して」で探させるまたはおやつの動きにつられて動く、 ということで楽しいゲームなのですが 時々ご紹介しています。
わが家のココのように怖いものが多くて特に音が怖いのですが、 固まって動けない時にも狩りごっこで動かして 気分が上がってくるということは多くて。
(亡くなる数日前だったと記憶しています。食欲がなくてね…)
なのでポジティブなやる気を出させるときに良くやってました。
動きをメインとしたおやつ探しワークですね。
草地を使ったおやつ探し で、バラマキのおやつ探しは、 できれば草地が良いです。
草の匂いでリラックスできるということと、 おやつが埋もれますので視覚から嗅覚にシフトチェンジしなくてはうまく探せません。
稲毛海浜公園の広場にちょうど良い感じにクローバーが茂っていました。
子どもの頃草の上に寝転がて空を見上げて・・・。
草の匂いに何だかジーンときましたが。記憶の中に残る匂いは とても豊かだなと思いました。
フガフガ興奮しやすい犬は鼻がうまく使えてない 鼻ぺちゃの犬はどうしてもふがふがしやすくて・・・。
でも特別暑くなくても興奮によりパンティング気味にふがふがしているわけですから、 それを鼻にシフトチェンジすることで 半ば強制的に鼻を使わせることでリラックスに持っていこう、 という試みでもあります。
結構良い感じになっていますので、ぜひやってみてほしいです。
簡単ですもんね。
犬の心にまっしぐらの中にはトゥーリッド・ルーガスさんのばらまくおやつについての記載もありますが ちょっと転載してみますね。
P194からです。
4トゥーリッドルーガスと食べ物を床にばらまく方法 カーミングシグナル(気分を落ち着かせるサイン)の利用の研究ではパイオニアである、トゥーリッド・ルーガスは、ストレスが犬の行動にいかに強く作用するかを基点にして、数多くの研究を重ねた。 私の目には異様に映ったある練習を教室で繰り広げたときのことは、今でもよく覚えている。 彼女は一つかみの食べ物をを取ると、それをその辺にばらまくように宙に投げ、それから犬たちに一つずつ探させた。犬たちは全部を平らげた。彼らは数分間探しまわりながら、半ば興奮してそれに熱中するうちに、ストレスが低下した。
脳は筋肉に似ている、という記述の後には嬉しい出来事に会うとその神経回路が密になってうれしいことを予測する、 と書いてあります。
探求のスイッチ、のことだと思いますが、 下にばらまいたおやつを探して食べるという行動はむしろ沈静の回路を刺激する。と。 それによってストレスを軽減させる、ということなんですね。
方法にこだわる必要はなくて、ばらまいて探させて食べる、 その単純な行動が有効だということです。
脳の視点を持っていくと、 おやつ探しと拾い食いからの守り行動は回路が違うのは目に見えるようではないでしょうか。