私は社会化のドッグトレーナー 第3章

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

犬の散歩は何のため?

梅雨空ですが、少し陽射しが戻ってきました。

我が家にかわいいお客様。

大人になるための修行は今日も続いているようです(笑)

犬と人との関係についての研究を取り上げた素敵な記事見つけました。

だから犬には無償の愛を。そして犬の中の人を信じる気持ちを台無しにしない取り組みをしたいですね。

散歩は必要ない犬種がいる?

一昔前の話などではなく、未だに 「お散歩とくに必要ないですよー♪」 な、ノリのセールストークがあると聞きます。

「お散歩に行けないから飼えないわ」 に対するショップスタッフの言葉だそうな。 超小型犬で外は危険だからとか。

家に迎えてからも 「外が怖くて歩けないから、外に連れて行くことがむしろストレスだから、散歩しない方が良い」 とか。 「心臓が悪いから運動をさせてはいけないと言われた」 とか。

散歩は運動のためだけではない、です

散歩は犬が生きる社会を知るための社会化の機会でもあります。 外に何がいて何が起きていてを知らなければ、ピンポンが鳴って何か怖いものが来るとけたたましく吠える犬がいても不思議ではないですね。

匂いの散歩

私は社会化のドッグトレーナーから。

https://charliemama3.hatenablog.jp/entry/2016/01/12/2016-01-12-184140/

charliemama3.hatenablog.jp

お散歩というのは犬の心を豊かにするための最高の機会だと思います。

犬なので、しっかり自分の鼻でにおいをかいで情報収集できるようにすることは、 年を取って目が見えにくくなったときにも 不安軽減に大きな役目を果たすはずです。

外が怖い社会化不足の犬の場合

もうすでに社会化が遅れて外を怖がるようになっていたら? 玄関を出たところで今日は引き返す。次の日はそこで名前を呼んでおやつ。また次の日は数歩飼い主が進んで犬を呼ぶ、来なければそこで名前を呼んでおやつ また家に戻る。 そんなスモールステップでどうぞ。

またこれからお散歩デビューを迎える方は、どうぞ犬を叱らないでください。 「叱る叱らない、いろいろ方法があってもいい。むしろ叱らなければいけないこともある」 と論ずるのは結構ですが、でも敢えて言いますが、犬を迎えて飼い主に対して絶対的な安心感を抱いていない犬を叱ることは 頼るべき相手ではないと犬に条件づけてしまう危険性が大きいよ、と感じてます。

何が起きるか分からない外の社会で、怖かったら戻ってこれる飼い主がいなければ、怖さは募ります。 ここのところで怖がりワンコはお散歩が楽しめなくなっているようです。

お散歩時のリード使い

リードはゆったり持って、決して引っ張ってはいけません。 引っ張らないで止めれば良いです。昨日YouTube動画を載せましたが、引っ張ってませんよね? 止めて、次自分が動いてリードは緩む。 あんな感じです。 リードを引かれると不安や怖さから攻撃的な気持ちが強くなるので、吠えやリード噛み、周囲のものに対する攻撃的な行動 が起きやすくなります。

リード使いは最初の一歩として学ぶ機会ができるような仕組みを作りたいなー。 そんなことを思ってます。

犬の散歩は何のため?

犬の散歩は犬のため。 そして飼い主のため。 お互いの楽しみでもあり冒険でもあり。学習でもあり癒しにもなります。 楽しいお散歩ができますように!

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