私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

伝え続けたいこと

いぬめしセミナーから帰ってきました。 帰りの電車で、また大切な希望の星がお空に帰って行ったというお知らせを読み、

なんだかぼーっとした夜を迎えています。 チャーリードッグスクールが目指すものを体現してくれたご一家です。

小田原のお散歩トレーニングを盛り上げていただき本当にありがとうございました。 たくさん写真が残ってる、動画もたくさんあるよ。

スーパー(スパルタ、この文字忘れてた^^;;;)人トレーナーとして人を犬の理解者に育ててくれるために現れたのではないかと。そんなことを思うくらい、厳しかったよね。 ありがとう!またね!

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保定(心を包み込む)や接し方(犬のお母さんになる)

くる天ブログ2015年5月1日 21時27分の記事

横浜座学終了しました。 テキストを使った座学3会場ですが、やはり似ても似つかない^^;第一回目となりました。

横浜は、定例で行ってきていますのでほぼお伝えしたいことは伝えてきたつもりで、テキストをッ使いつつ、もっと深く、私の犬術的なことのお話になりました。 会場に行くまでは迷いつつでしたけど。

埼玉とほぼ同じ内容でと思っていたのですが、参加された方の今のお悩みに則したりしていると、どうしてもお話しする内容は違ってきてしまいますよね。 ただし理念の部分、大切にしていることはどこの会場でも、いろいろなケースをたとえに出して、考えていただくようにしています。

杉並座学でお話しした、初めての場所で、その日迎えた犬をキャリーから出す、についてお話ししました。 保定と接し方の心構えのところ。殺処分間際の犬を嫌がる犬をケージから出すのと並べてお話しした意味についてそれから先考え続けてくださっているかなぁ? 今日くる天ブログアップできたらそのお話しについてと、また今日の横浜座学での体を優しくさわりながら犬に行動を教えることの意義、 について書けたらいいなぁと思っています。

Facebookに投稿していましたこちら↑ですね。

上の蓋の開くキャリーケースに犬を入れてその日初めての場所の場所に来ました。 そこで犬をどうしても出さなくてはならないとき、皆さんならどうしますか?と・・・。 そういう質問でした。結構乱暴な質問ですが・・・。

待つ、という答えが多かったのですが、今日の横浜では 「学んでいなければわさっと出す」 と。じゃあ学んだ結果は?と言うと結局わさっと出すみたいな(  ̄▽ ̄)

大胆な方が犬は不安を感じない…こともある

私ならキャリーを徐々に倒して(すると犬はバランスを取るためにキャリーの中で体勢を整えるはず)出やすくするな~。 って。いろいろなケースでそうではない対処も考えられますが、・・・ 何が言いたいかと言うと、出たい意欲を出すためには少々荒療治的なことも必要だったりしますよね、とうことなのです。 で、 同じ荒療治でも、されて許せる人と許せない人といるのはどうしてか?トリミングの動画を見ながら考えました。 犬に慣れている、扱いがうまい・・・いろいろ考えられますが全部ひっくるめて「人側の問題」だと思います。 犬の問題行動で遺棄されるケースが後を絶たないわけですが、犬が悪いという理由で。 悪い子で咬むんだ、と。

でももし、人によって咬まないのであれば?犬の問題なのかな?ということが言えるかなと思います。

遊びが全然足りてない

ただし、そうかといって、学びたくない人と刺激の閾値の低い犬(ナイーブなワンコさん)のマッチングで問題は大きくなったりします。 その時何を直すかと言うと もちろん人間側の学びも必要ですが、犬の辛抱する力をつけて行きます。(あえて辛抱と書きます) そのためにさらに言うと・・・。 犬がパピーの頃の母犬からの教育や、兄弟との遊び、そして犬を迎えた家庭が犬に遠慮しないで犬に触れて犬から触れられて、 もっとたくさん犬に触れて触り慣れてもらうこと、ではないでしょうか。 遊びの中で。

ムツゴロウさんもおっしゃっていました。 好きな人にハグされて、苦しいけど嬉しいって。そうやって抑制、自制の部分は育つと。 そう言う遊び、関わり合い、している人がどれだけいるでしょうか?

あまりにも見える行動ばかりにこだわって、見えているから分かりやすいと人間目線の関わり合いに犬を突き合わせすぎているのでは? と言うのが、私がショップを始めたころに見えてきた息苦しさです。 ここに来てその正体が見えてきて自分ではすっきりしていますが、それを伝えて行くのは難儀なことだなぁと思っています。

もっと動物的な何か

人間社会でも生物学的な行為、触るとか嗅ぐとかそういう行為が減ってきて動物としての人間の能力が低くなっていないかな? 同じように犬にもいろいろ禁じ、ストレスになるから触らないとか、そういう飼育で犬がむしろセンシティブになっていないかな、とか。

たくさん伝えたいことはあるけれど、なかなか伝わった感がなくて。苦しかったりしますが、犬もきっと同じなんだろうな、伝えたくても伝えられない犬はこういうフラストレーションを毎日抱えているんだろうなとか、想像して健気さに驚きます。

まだまだ学ぶということは色々な気づきが生まれて、それを紹介したいという気持ちがある限りお話しさせていただきたいです。

五感生活術―眠った「私」を呼び覚ます (文春新書)

五感生活術―眠った「私」を呼び覚ます (文春新書)

上記の五感生活術は本日ご紹介しました。鍼灸師的な意味でこの手の本は結構読んでいるのですが、嗅覚について調べていた時に見つけ出してきて読み返したらとても面白いなと、前には気づかないことがたくさんあったのでご紹介してみました。

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