チャーリードッグスクール 

私は社会化のドッグトレーナー

歯磨きをするためにマズルコントロールを?

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かなりまえに準備していた書きかけの記事を掘り出してきました。 マズルコントロールについて。 やらなくてもいいこと、というか、むしろやったらまずいでしょう?ということをして問題になっていることが多いわけです。 そして悪いことに、そのしてはいけないことを 「してください」 とする教え方が断然多いですね。 その一つに、マズルコントロールがあります。

マズルコントロールとは?

その前に、念のために「マズル」とは?何かを説明しますね。 「口吻(こうふん)」とも呼ばれる部分で、口から鼻先の部分。パグやフレンチブルドッグなどの鼻ぺチヤさんはマズルが短いですね。 また口輪のことをマズルと呼んだりもします。

で?このマズル、口吻部分をコントロールするとは一体・・・?

マズルコントロールで検索すると、あちゃー😣となってしまう記事が多く出てくるのですが、 大体こんな感じで私のところにも相談が来たりします。

チワワ6か月ですが、私には嫌なことがあるとすぐに唸ったり咬んだりします。 ダンナにはしません。ダンナ曰く 「お前は犬に下に見られているんだよ。」 と言われ、ネットで検索して一番すぐにできそうな「マズルコントロール」をやってみました。 が、ダンナのようにうまく抑え込むことができない私がやると嫌がってやらせてくれないんです。

というような・・・。一昔前まで信じられてきた、犬との間に主従関係を作る方法は、今はしなくても何ら問題ない、と言われているし 実際チャーリードッグスクールは15年ほど主従関係を放棄して犬とのコミュニケーショントレーニングを行っていますが、皆さんまあまあ楽しく暮らしているようですよ。

では、マズルコントロールとは?

マズルコントロールとは

母犬が教育的な目的で子犬のマズルを軽く咬んで抑えることをしつけに応用した方法です。

人がマズルをつかんで思い通り動かす。犬が嫌がらなくなるまで続けなくてはならないとされています。

マズル部分は敏感な部分ですので、そこを触られてもじっと辛抱するという服従心を植え付ける、というような目的ですかね。

人が行うマズルコントロールの目的は?

上にも書いたように服従心を植え付ける、ことでしょうか。

「敏感な分をつかむことで人の方が上の立場であると教え、服従心を教え込む、敏感な部分故そこを思い通りに動かすことで 飼い主に服従することを教え込む」

というように説明されると思います。

または、最近では歯磨きなどを行うためにマズルコントロールが必要という記述も見られますが、実際に行われている方法は 犬が嫌がってもつかんだり動かしたりすることをやめない、ような方法であるようです。

犬が人の手を嫌がるようにならないだろうか?

という疑問を抱くことが正解だし、落ち着いて考えればもっともですよね? 科学が進歩して、犬の感情が研究され、人と同じような感情を持っていると言うことが分かってきました。

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犬も人も同じ、という視点からすると、歯磨きなどに慣れさせたいのでしたら? 自分がされて嫌でないように行う、事が必要だと思いませんか? 嫌がらないように行うことが大事なのであって、嫌がってもやめないであきらめさせるのではない、ここ大事。 さもなければ、人の手を嫌なものと学習しますので。

やればやるほど、嫌がりが酷くなり、咬むようになった犬もいます。まったく残念な結果だと思います。

マズルコントロールをもしやるなら

手のひらに食べ物を置いて犬に食べさせる。手にチーズを塗っても良いですよね。 手を広げた形から徐々に親指を小指を接近させて犬のマズルを下からつかむ形を作る(決して触らない)

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手でわっかの形を作って犬自ら突っ込んで食べる(なめる)ようになったら、こちらからわざわざ触らなくても自然に触れているので 触られることが気にならない、ものです。

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まずはそういう「状態」を作ることが必要ですね。

そして優しく「いいこね」「すごいね」「おいしいね」って声をかければ、触られていることも特に気になる刺激ではなくなるはずです。 このようにコツコツ行うことで、信用は得られるでしょう。   マズルはとても敏感な部分ですから、信用できない新しい環境の飼い主に触られて理解できる犬はいないと思います。

まずは人が信用される人になること。

これは人も犬も同じ。こういうのは擬人化とは言わないですね。

人と同じ、自分がされたら嫌な感じがする矯正法はしない、ここ何度でも言いますが大事です。

まとめ

しつけやトレーニングは、嫌がらないようにさせる、とか、辛抱させるとか、そのように取り組むので犬も人も辛くなります。 日々の暮らしの中で無理なく、自然体で取り組める方法こそ、しつけでなくてはならないですね。

マズルに触るのも自然に慣れ、次第に口の中を触り慣れることができて投薬がうまくでき、歯を触ることができれば歯磨きの準備になる。

犬が自分の歯やマズルに対して人から嫌なことをされる場所、という学習を人がさせてしまうからうまく行かないし、犬が咬むようになるんですね。

しつけトレーニングの常識はまだまだ犬にも人にも迷惑なものが多いようです。

最初の一歩の方にどうぞ届きますように。

 

 

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