時々、というか結構頻繁に
「おやつを使うとおやつが抜けなくなりませんか?」
という言葉を耳にします。
名前を呼んでおやつ、というとっても簡単なメソッドをお伝えしていると、そのような言葉が返ってきます。
名前を呼んで「おやつ」の「おやつ」はおやつだけではなく(ややこしいな💦)
ドッグフードも入るし、いい子ねと言う言葉も入るし。撫でられるのが好きならなでるも入る。
名前を呼んだら(犬が呼ばれたら)良いことがあるよ、
という練習です。
犬は食べるだけ。人は呼んだら必ずいいことをする、人の練習。
なのでおやつを抜く云々はナンセンス。
また、家庭犬にとってのトレーニングって、ほぼほぼハズバンダリートレーニングのように慣らしながら平気にするとか楽ちんにするためのトレーニングですから、
食べ物を抜いたらダメなんですね。
抜こうと思う考え方を何とかしないとトレーニングが行き詰ります。
また、食べることは生きることなので、生きることすなわち命に対する冒涜につながらないかしら?
食べることを褒める。
そばに誰かがいて(犬がいて)も食べているときに近づかれても、美味しいし褒められているから、イライラした感情が抑え込まれます。
子犬はこうして自制を学びます。言い換えるとフードアグレッシブの矯正はこのように食べることを褒めるところからです。