おはようございます。
朝から良く晴れて暑いくらいですね。でも9月ってこんな感じで暑い日があるものだよなぁ。涼しくなった日から一気に寒い日になったらちょっと困るなぁとか。
自然には逆らえないですが。風邪引かないように注意したいなと思います。
月曜日、気合入れて参りましょう!
さて、いつだったかもご紹介しましたかね?わが家にもありますが監修が藤井聡先生の吠えに関する本です。
マンガを使って、キャッチ―な言葉でこうなったらこう、と、まあいわゆる「分かりやすく」書いてありますので
分かりやすいことを良しとしがちな飼い主さんはこういう本を問題解決のために選択しがちなのだろう、と考えています。
また有名な先生の監修であることからも、選択肢に入りやすいかな。
原因と対策が上下に見やすく配置されて。上手な編集だな~、と思います。
飼い主さんが求めているもの、という視点では勉強になるなと思いますが、犬たちの立場を考えると胃が痛くなるような内容になっています。
吠えというのは犬にとっては情報伝達のためのツールですよね?
だから犬が犬に吠えるというのは人が問題視扱いするということ自体おかしな話・・・なのです。実はね。
ただ、人間社会で「騒音」とされるから問題なのであって、犬自身に問題があるわけではないです。
まずそこの基本をしっかり落とし込んでおかないと、今日紹介した本を読んで「試しやすい」飼い主になってしまうはずです。
徹底的に犬目線になる。
そしてその視線になれる方が自分にも優しいし、社会にも優しいんだ、ということを提唱して行かないと、都合の良い命ばかりがもてはやされるような世の中になって行くのではないでしょうか?
嫌いだから排除する、みたいなね。
実際この本に書かれている対処法についてなぜよくないのかという視点を絡めて明日続けてみたいなと思いますが、
「ただ、人間社会で「騒音」とされるから問題なのであって、犬自身に問題があるわけではないです。
まずそこの基本をしっかり落とし込んでおかないと、今日紹介した本を読んで「試しやすい」飼い主になってしまうはずです。」
の部分は何度でもしっかり考えてみませんか?
人間社会での「騒音」について、犬の吠えは騒音ではない、と考えることが犬に優しいのではないです。
やかましいものはやかましいので、騒音ではない犬だから、という主張が人間社会では痛い人になるし、犬自身も迷惑の対象となって気の毒だなと思います。
騒音ではない、と考えがちな人が陥るのが、
要求吠えに関して吠えては要求を叶えることで、犬が吠えなくても伝わるのに吠えて人に要求をお知らせしてしまう・・・いわゆる無駄吠えと言われる結果になります。
吠えて、ああ~。おやつね、はい。って渡すとかね。
こういうのは学習理論を正しく知っておくと、自分の行動が犬の吠えを強化しているんだな、という指摘にも素直に耳を傾けられますよね。
また、吠えるのもエネルギーを使うので犬は無駄に吠えない動物です。大人になると(成犬になると)吠えにくいです。が犬は幼児性を保ったまま成犬になりますので、また吠えることを強化されている犬種は吠えやすいので、良く吠える犬はいて当然です。
なぜ吠えなくてはならないか?まで考えると意外に対処法は簡単に導き出せるはずですが、しつけの都市伝説(=この本に書かれているような)が皆さんの「犬学」の中に巧妙に入り込んでいるので、簡単に行かなくなっているのではないでしょうかね。
ぶっちゃけ言ってしまうと、吠えた犬にペットボトルで作った天罰道具を投げれば、犬は吠え止み、次吠えそうになったらそのペットボトルで脅せば犬は黙るでしょう。
文字化すると恐ろしい感じですが、この恐ろしい感じを「しつけ法」だからと行う飼い主さん(だけではないですね、教えるプロや書籍があります)がいるという現実。
これは間違いだよ、私はしない、と声をあげるプロの少ないこと・・・。
おかしな状況ではないですか?誰が声をあげるべきでしょうね?
という・・・。この思いは変わらないですね。この思いに関して見守ってくださる方が少しでも多くなるといいな、または見守るだけではなく手をつないでくれる人が欲しいな、と思い、このサロンを続けて行きます。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。