↑ここに行ってきたのですが、私は高いところが苦手です^^;高所恐怖症と言っても良いかも。
かなりのものなので高所恐怖症ってくらいですかね。
でも怖がっていた人が多い中で、へっちゃらだったんですよね。なぜかな?
怖いと思うものもきっとそれを上回る「大丈夫」があったのでしょう。体調も良かったし。
一年の重要なお仕事をやり遂げた安心感もあったし。
ま、そういう不安と拮抗する感情が不安を上回ったということで、次もっと怖い^^;吊り橋にもチャレンジしてみたらどうなのか?みたいな気持ちが出ています。(爆)
私の中で吊り橋怖いという吊り橋が怖いものという条件づけが少し壊れてきた。次、壊れそうな吊り橋ではなく(笑)同じような別の吊り橋にチャレンジしつつ、スモールステップで高いところは結構楽しいという逆の条件づけに持っていくこともできるでしょう。
そういう逆の条件づけのことを拮抗条件づけと言います。
古典的条件づけの一つの技法です。犬のしつけ直し、問題行動の矯正には欠かせません。
だから犬を怖がっている犬にリードショックの嫌悪刺激や、フラストレーションをためる「マテ」指示系の行動はむしろ悪化させやすいと思います。
こういうところも基礎を学んで応用できると、良い方法良くない方法を見分けられるのかなと思いますね。
FBへの投稿も転載しておきます。
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チャーリードッグスクールとして来年度、どんな形で合同トレーニングや座学セミナーを行うのかまだ白紙^^;なのですね。
まずはオンラインサロンを作り上げたいわけです。
いわゆるおとなしいガウガウや吠えが出ない子ばかりが集まるはずのない^^;スクールですから、そういう行動が出た時の飼い主さんの対処、行動の分析ができなければ円滑に授業が進まないよね、と。
数年前基礎トレを開講して、そのまま続けられないなということを痛感したのですよね。
基礎トレーニングだから基礎から。だからお散歩トレーニングの前に出られる、と思われると思いますが違います。お散歩トレーニングではまず犬に穏やかなNOの意味を教えます。
飼い主さんがどうやって「それは許可できないよ」を教えるかの場なんですね。
叱らないを信条として集っているわけで、だから吠えや突進が出た時、飼い主さんそれぞれにその行動を止めていただくわけです。
そのために、何がそれを強化しているのか?
について考えなければいけません。
問題行動であるその行動の正の強化(どのように強化されているか)についてまずは学習理論を学んでいただく必要があると思いました。座学が必要なんですね。
正の強化がオビーディエンストレーニングとしか理解できないうちはまだまだこの点について納得できないでしょう。
自分の行動を見つめるのはなかなか難しいわけですね。でも犬じゃないよ人なんだ、という意味は、犬だけで強化されないわけです。
一番大きな犬にとっての環境である飼い主さんの行動、反応で正の強化されているんですよね。
犬の吠えが飼い主さんが視線を返すことで正の強化され
リード噛みが飼い主さんがリードを張らせるハンドリングで正の強化され
ガウガウの飛びつきが飼い主さんが反応することで強化され・・・。
それを理解するための行動の科学がまず大事なんだよ、が全く理解されないところが、古典的条件づけ重視に向かえない理由になっていると感じます。
まず最初にイラッとした、噛んで言うことを聞かせたい、自分の方を見てもらいたい、その時に強化されたイライラの感情に対して、は拮抗するものを与えておさめる。
それができなければその状況で、正しく正の強化は難しいわけです。
だからいわゆる陽性強化の問題行動の弱化が無理と言われることにつながってしまってます。
こういう一連の理解が家庭犬しつけトレーニングの神髄ではないでしょうか。
そこを理解して初めて、いろいろな犬が集って叱りのない場でオビーディエンスを楽しめるのかなと考えているところです。