私は社会化のドッグトレーナー 第3章

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

叱らないというのは?

私が提唱する叱らない、ということを説明します。

私が、と断りを入れたのは、提唱する人によって「叱る」定義が色々だと思うからです。

こらっていうのも叱ることだと思う一方でリードショックは叱りではないと思う人まで、定義が色々だから話は噛み合わないし、お互いにイライラするのでしょう。

 

先ほどFBでご挨拶しましたが、

チャーリードッグスクールはとても公共性、共益性の高い活動をしています。

だから、

「そんなことをしていると犬との関係が壊れますよ」

的な・・・。いろいろな人にとってはお節介な耳障りなお話を毎日しているわけです。

良かれと思ってやっていることが大きな溝を作ることがないように。そう願ってのことです。

 

今日はFBノートの「叱らない」を編集してご紹介します。

 トレーニングと言うと何かさせると思っている方が多いので、お散歩トレーニングは刺激が強い場で犬に負担と思うのかな。
自分の犬はこんなに落ち着けないから無理、とか・・・。
いろいろ違いますけど・・・。一度には理解不可能でしょう。
叱らない、痛みを与えない、暴力のない空間がこの状況を作ります。

何をすればいいのか探したがりますね。でもまずは、何もしない、ことを心がけます。
普段の働きかけ、あれしなさい、これはダメ、そんなことしてちゃダメでしょ?的な・・・。特に、何かいけないことをした時の
「○○ちゃん!こらっ!」
って言うのをやめましょう。

叱らないでください、叱らないでやるんですよ、ってお話しすると
「えっ!?でもどうやって教えるの?」
って大抵の方はイラッとした顔をして聞き返されますよ。それだけ、教えるということは叱るは当然組み込まれている。

でも、見ていると叱りが入っているから犬との間に壁ができてしまうのですよね。猫もそう。
私は犬も猫も叱りませんが、その結果、猫糞食べていたとか、喧嘩始まったとか、危機の時^^;慌ててバタバタ走り寄ると
びっくりするけど嬉しそうに足元にまとわりつきます。犬も猫も、逃げて行かない。
そしてそこで「いいこね~」です。逃げないからまた、やめてほしいことがやんでいるから。
してほしくない行動を強化しませんし次は声掛けだけでやめるようになったり。
こちらの顔を見てビクビクしたりいない時に喧嘩したり悪さしたりいたずらしたり、しないんですね。

ここら辺は、まずは叱らないということを自分に徹底するところからです。

犬の前だけで良い人ぶっても仕方がない人間なんだし、っていう人もいますね.いっぱいいる。

人間だから感情的になります。感情的になれば犬や猫は汗などの匂いで理解します。
そこからですよね。
腹が立ってもその怒りを鎮めようと頑張る人間を見て模倣するんです。またそういう人と認識され好かれるんです。
そうやって信頼を築いて行くんだ、と。理解できるようになりました。

いろいろやって、でも家の中で叱る自分がいるからうまく行っていないことは多いです。
これは人に言わなければ分からないことで、自分で直すしかないのです。見つめるしかありません。
そういう意味で犬はそのまま、変わるのは自分、なんですね。

 

 叱らないというのは犬をいじめないということですし、犬が理解できない方法で行動を止めない。そして犬の言葉を尊重する方法を取ることまで含めて叱らない、とお話ししています。

叱らないというのは行動を許可するのではありません。

だから、叱らないからダメなんだ、は違うと思うんですね。私の方法では。

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昨日の写真です。

小さな犬を見るとガン見突進気味のギゼラちゃんが、優しい顔をして参加ワンコさんを見つめています。

目が合えばガウガウ言い合うのはありますが、暮らしの中では想定内だと思うのはダメなのかなっていつも思います。

悪気がないことを人間側が「叱る」と、犬は攻撃的な芽を育てやすいと思います。

良かれと思ってやっていることが全体的に見るとその犬を窮屈にさせて悪い行動を持続させやすいと思います。

犬に必要なことはリハビリ的な考え方ですので、この辺りは徹底して行きます。

なぜうまく行かないのかな?と思ったらぜひご相談ください。

 

応援よろしくお願いいたします。

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