私は社会化のドッグトレーナー 第3章

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

首輪か?ハーネスか?

つくば、名古屋と連日でした。連日のわりに二日間結構快適に疲れ知らずで過ごせたことにびっくり。 春は好き♪ お題の ハーネスか?首輪か? ・・・ というのは昨日ぼたんちゃんのママ、というかお姉さんですが^^;飼い主さんがですね ヘルニアに負担のないのはどちらか? っていうお話をしていたことから、のフレーズです。 首輪よりハーネスの方が負担がない・・・。

という記述を読んで、それ以上詮索されない^^;方は多くないでしょうか? 負担にもいろいろあると思います。 例えば(例えばです^^;)

わが家のニャンコ、外を歩かせるために首輪とリードをつけて行きます。 ハーネスの方が猫の動きには良い、と思うでしょう?私も思いましたが、どんなにサイズがあっていても 強烈にびっくりして、リードがついていることに耐えられないニャンコはハーネスを(拘束されているものを)抜こうとします。 具体的には後ろに下がります。 すっぽ抜けちゃうんですね・・・。 ということは飼い主側に大きな負担=リスクがあるということになります。 なので私は首輪。獣医さんが大笑いするくらいの^^;幅の広めのベルト式。これをきっちり首のサイズにはめます。まず抜けません。 ただし、猫を知っている方には分かると思いますが、急に走り出します なので、こちらがリードを張らせないように走ったりリードを緩めたりしないと首にかなりの衝撃を与えてしまうんですね。 あられの散歩で今の私のリードワークができた、と思ってます。(笑) 戻ります(汗) 結論から言いますが、 ハーネスか、首輪かではないです。 リードワークです。大切なことは。だからロングリードを使うのです。 犬のように早く動けないから。 ハーネスの方が首輪よりいい、という言葉を前面に出される方の共通として リードワークそっちのけ。リードで犬をコントロールするがデフォルトになっているということ。 だって・・・ 首輪をつけてもハーネスをつけてもつけて立っているだけなら負担もくそも(すみません)ないでしょう? 犬のしつけの多くはこのような変な理屈がまっとうな顔をして鎮座していると感じています。 着けているだけの道具に負担云々はないです。

それをどう使うかで負担が変わってきますよね? そういう視点を曇らせないように細かく考えてください。

この写真はれあパパさんが撮ってくださったものをお借りしました。横浜散トレ、甲斐犬の岳くんです。 定位反応って覚えていますか?

突然の新奇な刺激が与えられたときに, 動物がすばやく頭と目をその刺激源に向けることを定位反応という。

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岳くん吠えが続いていたので、ハーネスを引き寄せて足の間に入れてホールドラッピングしたかったのですが ハーネスをつかまれることに 定位反応 を見せました。これを起こすということは、普段つかまれていないということも言えます。 または?嫌がるからつかまないようにしている、ということかもしれません。

人間に興奮時保定されることを受け入れられることは犬にとって益になると思います。だから迷わず私は練習します。 その練習というかとっさに行っているところです。 ハーネスをつかんだらびっくり定位反応を見せた。だからまずつかむのではなく おやつをかじらせて褒めて集中させてハーネスをそっとつかんだ。もう定位反応を示さなかった。 とこのように慣らしていきます。 嫌がることにはそれ以上の刺激嫌がることが忘れられるような刺激をぶつけて(対提示して)気にならなくさせる 取り組みです。 (対記します。ハーネスつかんでいますね?これはおやつをかじっている間にハーネスから手を放します。なぜか? ハーネスをつかんだままでおやつがなくなれば? つかまれている方を振り返ってしまうかもしれませんね?それでは意味がないのです) 首輪でもハーネスでもどちらでも同じ、だけどハーネスをお勧めするのは? 興奮したときに保定のしやすさがアップするからです。 そういう意味ではハーネスの方に軍配が上がるかなと思います。 こちらがコントロールしやすいということではなく、犬が楽だから、ということですかね。

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