お題の一次二次の強化子って?というところ。 下記のリンクなど読んでみてください。 http://www.2px.jp/psycho/l4.htm
まず、動物にとってのエサそのもののように、もともとオペラント反応を強化する力を持つ出来事のことを「1次強化子 primary reinforcer」といいます。 しかし、何もかもが1次強化子なわけではありません。例えば、テストでいい点を取った時、それと同時に、先生からたっぷり褒められることがめっちゃくちゃ効く、ということがあります。 これは、褒めるということが、1次強化子として反応を強化する力はないけれども、1次強化子と一緒に対提示することで意味を持つ、「2次強化子 secondary reinforcer」であるといえます。ってことは、この2次強化子には、3次強化子があり、それには4次強化子が……という構造が作りえることが見えてきますが、この2次強化子以降については、レスポンデント条件付けによると考えられています。そして、このような強化子のことを全体として、「条件性強化子 conditioned reinfocer」といいます。
こういう記述も読んでいるとまたまた分からない用語が出てきてめんどくさい^^;ものですが、あきらめないで 読み続けていたり学び続けていると馴染みの言葉になってきますので、いつのまにか 「あら?違和感なく入ってくるわ」 って感じになるかなぁと思います~。
まあオペラントとレスポンデントって何でしょう?というところを抑えておかれると良いですね。やはりこのリンク先は分かりやすいと思いますのでどうぞ。
さてさて、さいたまお散歩トレーニングも終了しました。 思ったより暖かくて助かりましたね~。皆さんお疲れ様でした! 初参加の6か月のミニチュアシュナウザーのココちゃん、可愛かったですね。
ブログかなり読んでてくださって、リード使いが素晴らしかった。 なんかずっと参加している人みたいね~、ってみんなでびっくりしちゃいました。
方向転換の時のちょっとしたコツ。 言葉で説明しなくちゃと思うと自分自身細かく検証できるから良かったです。
勉強になりました。
近すぎると自分で距離を取る、っていうことのプチ検証みたいな。 リードを真上に立てて横に移動するって言うのもああいうのを利用しているのね。
軽いプレッシャーで犬自らが動きます(負の強化の行動レパートリーによるもの、って私は思ってます) FBの写真アルバムですがご覧ください。
↑FBに登録されていない方にも読めると思うのですがどうですか?
ここにも書いたように、 「おやつを使って悪化した」 というケースに吠えや咬みという興奮性のもの、攻撃性のものがあります。
問題となる行動が出たらその行動に対して無反応でいてあげるということが高まっている興奮を鎮めるために有効なんですね。
わざわざ行動していないことをマークして、行動を犬に強く印象付けてしまっている方も多いですね。
おやつを使って悪化はまた違うのですが、 感情が高ぶっているのにおやつを口にほおりこまれたらどうですかね?イライラしませんか?
「おやつじゃない!」 「ママは何もわかってない」 というはぐらかしにつながると思います。
名前を呼んでおやつというのは、おやつ(一次強化子)を使って二次強化子を作っています。
しかもその名前の呼び方は穏やかさに導くものですから、その時できる二次強化子(名前)は 穏やかな状態に高ぶった感情を導く二次強化子になりますね。
おやつを食べるから落ち着いたり乗り越えたりするのではなくて(乗り越えることもあるでしょうけどね) 二次強化子が犬の安定に誘うわけです。
そういう取り組みをしている場所=お散歩トレーニングですから、多くの方が 「ストレスじゃないの?」 と考えるのに、意外に思いの外犬たちが落ち着いてリラクスできるのもうなずけるかなぁって思います。
そういう場所なのに、わざわざ犬に行動を過剰に教えてリラックスを台無しにしないようにしたいというのが、お散歩トレーニングにかける思いでもあります。