私たちが目指すトレーニングは、この小さな輝かしい命の前で恥ずかしくないトレーニングなの。
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世界に1つだけの子育ての教科書―子育ての失敗を100%取り戻す方法 |
奥田 健次 | |
ダイヤモンド社 |
↑またまたぶっちぎり^^;;;素晴らしい本だと思います。
インターセプトのためのヒントもあるかなぁと思います。 行動なのか状態なのか? オペラント行動なのかレスポンデント行動なのか? 何が強化しているのか? 環境を整えれば犬はおのずと落ち着いた状態を選択しないだろうか? あれかこれか?視野を狭くしないで総合的に学べたらいいなぁと思います。
犬がいろいろ教えてくれることに目を向け耳を傾けて、自分が導かなきゃという気負いを一旦捨てる時も必要で もっと謙虚に動物の世界に身を置きたいと思うこ
と、常々です。
アンディ君がママの自己紹介の時、ママのそばに行きたがりましたが、リードが邪魔して^^;その場に伏せました。
お話が始まったとき、何か言いたそうにしていましたが 「僕の出番ではないんだ」 って感じで顎をつけました。
トレーニングって考えすぎると、この状態を強化したいとうずうずしませんかね? 何もする必要はないと思うんです。 この時声をかけたり報酬を出せばまた上の写真のように何かを期待させるでしょう。 というように、犬自ら取った落ち着いた行動にわざわざ報酬(強化子)を与える必要はないと思います。
与えたくなる自分をまず整えることが、犬に取ってほしくない行動をとらせないことにつながるのではないかな。 オビーディエンスから一旦気持ちを離しましょうね、とお願いする理由です。
さてお題の 落ち着いているときはギュッと抱いて暴れている時押さえられないんだよね これができていない方多いですね。
保定する時 リードを持った時 などなど。 かわいそう、という気持ちが働きやすいのですね。 だからインターセプトもできないことにつながります。 バタバタしているときはギュッと保定し、落ち着きだしたらそっと放す。 これができていないと、落ち着いてからもギュッと押さえつけたり過剰に声をかけたりすると? 犬はセンシティブな飼い主さんの行動に過剰に警戒防衛行動を見せると感じています。 犬が攻撃的な行動をとるインターセプトをする、解除できない、犬はさらに防衛する・・・ 繰り返し。
分離不安や警戒吠えが実は「飼い主さんの落ち着いた状態を静観できない」ことに由来していないかなぁ、と感じています。
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犬のことばがきこえる (ぶんか社文庫) (2006/01) ジャン フェネル 商品詳細を見る |
ドミナンス(支配性)理論が濃い感じでびっくりされる内容だったりするかもしれませんが 一旦、犬についてあれやこれや知って、支配性理論を飼育に当てはめることの間違いに気づいてから読み始めると かなりヒントの多い本かなと思います。 こういう情報も・・・ 自分の中に確固とした理念ができていないうちに方法ばかり求めるから、勉強すればするほど混乱するし だから情報を得ることに躊躇するようになるのではないでしょうか?
まず徹底的に支配性理論を捨てる作業を私はして、誰に対しても違うと答られる自分を作って、そして 行動分析学に入りました。
支配性理論と行動分析学と抱き合わせてしまっている人も多いし一方で動物行動学的な生物学(犬ってどういう動物か)に何となく馴染めずに行動分析学に傾いている人とか。 いろいろな人がいていろいろな意見が散在しています。
私自身混乱させられて^^;自分自身の核になるものを必死に作り上げてきました。 そこでまた振出しに戻ったというか、一番大切なものはもうすでに目の前に存在するということを感じています。
それは・・・? カーミングシグナルを持つ犬、の能力なんですね。 犬のおかげで人間になった。 犬に学ぶ。 人が教えるというのは実は不遜である。 ということ・・・。
多くの方はついて来れない(爆)ことです。 過去記事とても読みやすくなったと思ってます。 まず過去記事当たってみてほしいなぁと思います。天気下り坂。体調すぐれない方、暖かくしてお過ごしください。