水元公園お散歩トレーニング終了しました。 残すはつくばと名古屋、宇都宮ですね。そして横浜での座学が待っています。
たくさんのしつけ方トレーニング法、考え方がある中で、どれを選択するのか大いに悩むところかと思います。
ただ、どの方法を選択するにしても一番大切なこと まあまあで楽しく暮らす、それぞれの家庭の中でそして社会の中で ということがある、と私は考えています。
自分の家だけの満足、例えばうちの犬はおとなしい。だからいいわ、って皆さん考える人ですか? でも一旦外に出れば吠えかかる犬もいます、興奮した排せつ物の匂いもする。
人間には計り知れない匂いの世界で犬たちは犬たちのストレスの中で考えているのです。 だから・・・? いろいろなストレスからは回避できない現状があります。
犬を飼って、悩みにどっぷりつかってしまう方の多くは、 ○○したらダメ という否定形のアドバイスにすがりやすいですね。
そして、ダメなことを徹底的に排除しておけばなんとかなるというような、私的には非常に後ろ向きな考え方に支配されているのではないかと思うことが多いです。
そして打破できない状況に出会ったとき、犬も飼い主さんもパニクってしまうのですね。 自分で乗り越える力がついていないからです。
専門家でもお散歩トレーニングのことを、犬と犬が集まってあいさつをする場だと思っている人が多くて。
何を根拠にそのように思うのかは定かではないですが、思い込みですね。
お散歩トレーニング、にかけるもの ということでお話しして、できれば座学に出ていただき、何をすべき場所かを理解して参加してくださいとお願いしていますが。
上記の誤解をなくすためです。
犬同士近づいて挨拶をしなくても気がすむようにしていく場所、でもありますね。
一本の道を同じ方向を見て歩くという心を整える行動が、どんなに犬を落ち着かせるか。 「さあ、歩こう!」 という言葉が犬にとってご褒美なんですね。
犬は歩くのが好き。
若い犬は小走りに、時に匂いを嗅いで立ち止まり。
そういう時には犬同士近づいても匂いを嗅ぐことに夢中になっていて相手がパーソナルに侵入していることを許せる、それが犬。
吠える犬といると興奮するか?悪い影響を与えるか?受けるか? 子どもの声さえ騒音扱いされる生き難い社会が、犬の吠え声も悪者扱いにします。
吠えない方が良い、吠え続けるのなら対処を、確かに。
しかし、吠える犬を選択してきた人間が、吠えを悪者扱いにしてトレーニングを行うことが犬やそして飼い主さんを追い詰めることを忘れてはいけないと思います。
愛護も・・・ 猫の餌やりを悪くいう人は多いですが、命に食べ物を与える愛まで否定しないでほしい、と思うのですね。
何だか人間…不遜過ぎませんかね。
もっと大らかに、中庸に。普通に。
穏やかに優しく。
良い行動も悪い行動も叱らず白い目で見ず、頑張ろう、大丈夫、 そう思う気持ちのオーラは必ず通じると思いますし、そういう気持ちが愛護の基本なんですよね、と私は思っています。 だからお散歩トレーニングは 自分の犬だけのことを考える場所ではなく、犬すべてのQOLを高めたい思いで運営しています。
またそういう人が集まってくる。
たとえ今、どんなに問題視されている犬でも、私たちは受け入れる、それが犬を愛するということだから。
踏ん張る飼い主さんがすがれる、つながる場所としてのブログ、トレーニング、 私もそして認定インストラクターもそれを目指す方もそれを作り上げていきたいと思ってます。
みんなが同じでなくても良いと思います。
私たちは心が温かくなる場所、みんなで楽しめる場所、みんなで犬を育てる場所そんなものを作りたいので、 見てもいないことで批判する方には立ち向かいますが・・・。
それはこの場所を大切に思うからなんですね。 人の大切なものを意識的にも無意識にも傷つけるようなそういう人も多い中で、犬育て本当に難儀な時代なんだなぁと思います。