FBのスクールのページにも公開しました 過去記事から(2014年9月20日の記事です)
三項目
名前を呼んでおやつ(また後日改めて説明します)
マグネット
オンリードのおいで で。
今日はオンリードのおいでを。
普通ドッグトレーニングで「おいで」いわゆる「コイ!」の練習をする時、どのように行うか知ってますか?
犬と向き合い、座らせて「待て」を指示して、飼い主は犬から離れていきます。
離れて犬に向き直し、
「コイ!」で犬を呼び寄せます。
犬が来たら良く褒めます。
という感じですね。
お散歩トレーニング時説明していることですが、
犬と向き合う姿勢は犬にとっては「くるな」の合図(=ボディランゲージ)で。しかし、従って来る。 どんどん犬が近づいて犬がハンドラーのもとに来ました。
ハンドラーは体を前にかがめて犬を迎え入れる体制を取ります。
が、これは犬にとっては あっちへ行けの合図と同じ意味を持つ姿勢、と言われています。
犬語を無視した指示とトレーニングということになります。
が、トレーニング練習、芸として行うのならそれもまた楽しいかもしれませんが・・・。
楽しめるように行わなければかなりプレッシャーですよ、ということになりますね。
競技しない犬であれば「おいで」「こい」を教えるにはもっとプレッシャーのかからない方法で行えるとよいですね とうことで、しかもリードを放せない場合を考えてオンリードで行います。
が、犬にとって管理距離(範囲)の広さが関係しているのですが、管理範囲というのは犬が言うことを聞く距離、ということです。
なので管理範囲の狭い犬(近くでないということを聞かない)は飼い主と結構離れていても知らん顔しがち^^;ということになります。
飼い主と近くても・・・しぶしぶいうことを聞くかもしれません^^;
叱られやすい犬かと思います。
ただ遠い時より近い方が指示は入りやすいものです、普通^^;
反対に、ビビりな犬は飼い主と離れるとビクビクして
コイの指示にはすっ飛んでくるでしょう。
ただ・・・ 遠く離れたところで拾い食い^^;しているときはどんな犬もすぐに捕まらないからいうことは聞きにくい、
でもビビりさんの方が管理距離は広いから、管理しやすくていうことを聞きやすい、ということなんです。
この場合も犬にとって距離の概念がとても重要な意味を持つことに気がつかれるかと思います。
今日は稲毛お散歩トレーニングでした。
お散歩トレーニングが目指すもの。それは犬の楽園のような世界。 そしてそれは人間にとっての楽園でもあると思います。
トレーニング過剰になって、彼らの示す小さなシグナルをどうぞ見落とすことがないようにお願いします。
電子書籍ですけど、お勧めです。 行動分析に偏り過ぎのトレーニング脳を、一気に行動学よりもっと源流に招いてくれる本だと思います。
古典的条件づけを重視したトレーニング。 さらに形にしていけるように頑張らないと。