トラウマを消すことが一生できないのか?
という質問に対して、
どうしてトラウマが忘れられないのかというと、
恐怖を回避するために無意識のうちに脳が思い返すから
と書いてある。
トラウマを消すには忘れようとするのではなく「回避できた」という記憶を手に入れることが大切。
↑こちらの本からですけどね。
また続いて
電車に乗ることが怖ければ 「電車に乗っても大丈夫だった」 という経験をする。 口で言うほど簡単な問題ではないが、恐怖体験を回避体験の記憶で塗り替えることにより、トラウマは克服できる。
脳の研究が進むと、命にとっての希望が見えてきますよね。
またこちらは、先日の座学でもご紹介した記事です。
不快な記憶の「書き換え」、マウス実験で成功 国際研究
犬が嫌い、他の犬との体験で恐怖からトラウマができてしまったとき 犬から回避できた、
という経験から進んで、
犬に会っても大丈夫だった、に持っていきたいわけですね。
犬に会わない=回避ではありません。
※長めのリードを使ってその長さ分刺激から離れるだけでも落ち着いて観察できたりします。
そう言う基本的な、取り組みのための基礎を学んでいただいた上での合同トレーニングでないと なかなか飼い主さんの気持ちが逃げてしまうので、犬はそれを見て犬を追い払う行動が強化されてしまうのでしょう。
ただ、トラウマの上書きは可能ですから、そういう意味で社会化は一生涯可能である、ということです。