私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

【ブロマガ】暑いですね

湿度が高いですね。 梅雨明けしてからかなり暑い日が続きますがお元気ですか? 座学が終わるとドーーーーンと落ち込む(精神的に^^;)のですが、 8月下旬の予定はそれを考えると、殺人的ですね大丈夫かな私。 最近は気がついたこと等の投稿はFacebookで行っていますので、よかったらチェックしてください。 記事にしておきたいときはこちらにもアップしています。 今日は先ほどアップした名前を呼んでおやつ、というか不安傾向の犬さんに取り組むことについてです。

不安と恐怖の違いについてよくお話ししますが、 恐怖というのは対象がはっきりしている、不安というのは情動のどれもが当てはまらない、漠然とした情動です。 不安傾向の多くの犬はこの不安感に支配されています。 闘争、逃走、固まる・・・3つのF.状態に陥る。そしてそれは興奮だと、叱責で対処されさらに不安になる。 取り組みでお願いしたいのは不安を感じる犬に「大丈夫」を提示することです。 支配される脳の状態を、いち早く飼い主へのコンタクトで乗り切る、というのが毎日の取り組みになってきます。いつでもどこでも。 その取り組みの基本が、名前を呼んでおやつの古典的条件づけ(レスポンデント条件づけ)です。 おやつが食べられない状況から始めるのではなく、食べられる状況下で取り組めば、いざ食べられない時には「名前」が(またはおやつと対提示するほかの言葉が)不安に支配されことを阻止してくれるでしょう。 そういう二次強化子を作る過程を大切に。そういう姿勢で取り組むことが常になれば、大きすぎる刺激に犬をさらすことにならない、ことに気がつきます。 飼い主がたとえいない状態であっても、楽しみを待てる、良い言葉を脳にお守りとして持つ、そういう取り組みは可能です。 ただ、行うか行わないか、でしょう。

社会化期が閉じた犬は社会化期よりも気難しく警戒心が強くなります。 社会化というのは警戒心をなくすことではないとお話ししていますが、それピンと来てもらえますかね? 警戒心のない動物はいません。 正しく警戒できるように社会化期で社会化を行い、継続して取り組みます。 それでも犬たちは勝手に条件づけを行いますので、都度思い込みが激しくなる前に、飼い主さんが適切に介入してあげなくてはいけないわけです。 失敗した、手遅れだ、と嘆いている暇はありません。 良くなるように、楽しくなるように、取り組み続ければ何とかなるし、何とかしようとする人に 犬は心許し本当の家族に育っていくのだと思います。

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