杉並座学終了しました。 3日(木)と12日(土)と、同じ資料を基にお話ししましたが、二回参加してくださっている方がいらっしゃるということで お散歩トレーニングとは?を説明するのに少し焦点の当て方を変えてみました・・・つもりです^^;
FBにはお散歩トレーニングの会、というのを作りました。
これから参加したい方でFBの登録をしている方は是非入っていただきたいと思います。
サイボウズには各開催地ごとのグループはできていますが、新しい方には遠い開催地の誰がどのHNの方なのかわからないし、ということで交流できるように作ってみました。
いい感じだと思います。
では今日は資料をご紹介します。
また、今日お話ししようと思って動画を用意し忘れたものをこちらに貼り付けますね。 リードを真上にあげて、リードを線として扱うのではなく犬の進路を変えるというハンドリング・リード使いの動画です。
●お散歩トレーニングの基本とQ&A
「犬はあなたをこう見ている」から「犬から見た世界」そして「犬が私たちをパートナーに選んだわけ」までをざっと復習していましたけど。
認知の歪み、のせいで犬が犬を怖くなっている、特定の犬に対しての嫌な記憶が、犬全般に般化されているとき、歪みは人間の介入によってますます大きくなる、だからハンドラー(飼い主さん)がいると問題が起きるのに、犬の幼稚園では起きない)ということが往々にしてあるのでは?と思っているのですね。 何を変えるのかというと・・・。 まずは犬は人間と違う認知の仕方をする、それが良いとか悪いとかではなく種が違う、ということをベースに。 ではどうするか?犬を知る、学ぶしかないわけですね。まずは知識として本で。そして犬に実際当てはめる。どちらが欠けていても不十分です。 犬の認知の歪みはどう直してあげるのか? 人間が人間の感情で怖いを強化しないように注意して、犬に大丈夫な経験をさせます。 失敗しそうな、悪い行動が出るような状況を用意するのではなく、まずは大丈夫な距離(スペース)を確保します。 確保できるように正しいハンドリングで犬を誘導します。 犬に考えさせると、一杯一杯になった犬は犬の経験による確信を持った攻撃的な行動をとりますので、ここは少々強引にでも(強引にならないような日々の取り組みを)犬に距離を取ることを教えます。 距離を取ればホッとする、を何度も経験させることで、犬に自分が引くことを覚えさせればいいと思います。 攻撃的な行動ですっと心が晴れたり、その場が何とかなると学習した歪みを、負けるが勝ち的な認知を作り上げてほしいと思います。 そのためには、人間が攻撃的な行動を慎まねばならないですね。 というように学びも取り組みもすべてリンクさせて、思考を柔軟に、命には愛を持って取り組みたいものだと思います。
*犬の成長過程
新生児期(生後28日目):感覚器の発達
3~7週目(社会化前期):犬語を学ぶ時期(特に咬みつきの抑制が行われる時期)ボディランゲージがはっきりしてくる
・人間に興味が出てくる・狩猟欲の芽生え(行動に現れる)
7~12週目(社会化中期):攻撃的な行動が徐々に出始める。人は優しく接し、良い経験をたくさん積ませることが大切 比較的扱いやすい時期。問題と思える行動も出てこない時期
13~16週(社会化後期):ホルモンにより大人びてくる。警戒心が出てきて故に脅えやすくなる。脅えから怒りやすさも出てくる。 攻撃的な行動を攻撃と受け止めないことが大切。 新しいものに脅えているわけですので、叱らない、は当然のこと。この理解の仕方と受け止めが信頼関係の基礎である。 このころんしつけと称して犬に行われることが、犬に防衛欲(心)を抱かせることが往々にしてあります。甘噛み、トイレ、要求吠えなど
8~10か月 いわゆる思春期・ボディランゲージが実力以上のものになりがちで、自分の力を試したい気持ちが出てくる。
20か月くらい、個体差がありもっと長く続くケースもある 精神的に不安定なので、訓練などはNG 。家庭内で根気よくマナーを教える。
11か月~17か月 心身の成長が著しい・独立心が芽生え飼い主を頼ろうとしなくなる。仔犬時代の終わり。
*リードのフラストレーションを考える
飼い主自身の保険であって犬にはフラストレーションであるものが どのくらいあるだろうか?
最初の文章は前日アップした記事です。
赤字の部分について、解説していきました。 犬の成長過程については、必ずお話ししています。その理由については・・・? どうしてでしょうか?
そして、リードのフラストレーションを考える、から 飼い主にとっての保険って? 飼い主と犬との認識の違いって何を想像しますか? ということについてお話ししました。 振り返って後日記事にしてみたいです。
では動画。動画も次回説明させていただきます。