私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

【ブロマガ】社会化についてちょっと疑問に思ったので

社会化についてのあるtweetを読んで、疑問に思ったので下記の投稿になったのでした。

ん~。 私的には犬の社会化の社会化というのは犬にとって新しい刺激に対するもの、ということと捉えていないかなぁ。 新しい刺激限定にすると、社会化の期限も限定されますし。 第一・・・ 犬への社会化期、ってあるでしょう?犬なのに犬への社会化。 社会化の担い手は母犬から兄弟へと広がり。次に担い手は人間家族になり。 社会学の社会化の意味と同じように、その犬が暮らす社会の規範、ルールへの適応または刺激への適応と考えるべきだと思います。

そのtweetは

こちらですが、読んで、正しい理解をしなくちゃ、って思った方いますか? 私は・・・。

ん~、って思ったのでした。 かなり前 「社会化は一生涯可能であると言って飼い主を変に信用させるのは飼い主に対して不親切」 って感じのことを書いていたトレーナーの方がいましたが、社会化というのは新しい刺激に対していい印象を持たせるという狭義のものだけではないと思います。

どうですか? 行動生物学辞典から 社会化期というのは

ある個体が発達成熟とともに所属する環境条件下において適切な認知的、 情動的、社会的行動を学習する期間をいう。

なんですね。

ということは社会化というのは ある個体が発達成熟とともに所属する環境条件下において適切な認知的、情動的、社会的行動を学習すること といえます。

なので 新しい刺激に対していい印象を持たせることは社会化の中の一つの取り組みにすぎません、 と考えるわけです。 信頼する方の発信であっても、立ち止まって自分の頭で考えるということの必要性を感じます。

皆さんも考えてみてほしいです。 特定の方に対する非難攻撃ではなく、言葉の意味捉え方に対する疑問の提示ですのでよろしくお願いいたします。

同時に皆さんはどうとらえていらっしゃるのかな?ということをお聞きしてみたいので。 たとえば保護犬さん。 社会化していきますよね? 人へも社会化を再挑戦します。人は新しい刺激ではありません。 しかし、各個人はそれぞれ新しいです。 黒い傘と、青い傘ではその犬にとって違う刺激ですね? というように細かく考える癖を私自身つけるようにしてきました。

そうでないと、犬たちの考えていることが理解できないからです。

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