昨日の柏座学でもご紹介した、摩訶不思議な?^^;動画。 何が不思議か?まずはご覧いただきましょうか。
怒ってますよね?
怖い・・・
それでも、けなげに(なげやりに^^;)お手と言われればお手をするコーギーちゃん。
自分のうちの家の犬が噛む、という場合、この動画をご覧になると必ず? 「え~?どうして~?」 って声が出ます。 絶対噛む、というシチュエーションだから。
何がこの行動を強化しているのか、この動画だけではわからない。 ただ一つ言えるのは、こんなに唸って歯をむき出してもその行動に対して「叱る」ことをされていない。 追い詰められていない、・・・から? お手と言われれば唸って歯をむき出して警告するものの、最終的な噛み、に至らないのかな? という想像はできます。
犬で遊びすぎてる^^;感じがしますけど、噛みの対処に必要なものは「笑い」「ユーモア」なので。 想像の範囲でのお話ですけどね。
![]() | ムツゴロウの動物交際術 (文春文庫) (2003/03) 畑 正憲 商品詳細を見る |
こちらの本、FBでお知らせしましたが手に入れられた方はもう読まれましたか?
噛み、について P246からの 人と犬は違う種類の動物だ 飼い主を噛む犬の心理 をご覧くださいね。
アルファ論の間違いから~犬が社会性を獲得することの重要性が説かれています。
囲い込みがなぜ犬にとっていけないのか。 一部要約しますね。
チベタンマスチフのネロという犬を、ムツさんの犬だから大切に育てなくっちゃと、 育てる志願をした人が、大事に育てて噛む犬になってしまった、というケースのお話が載っています。 虐待や過剰ストレスが噛むようにさせたのではなく、その育てた人がほかの犬が近づけば しっしと追い払い、ほとんどの時間を一対一で過ごし。 囲い込み・・・ 精神を形成する時期に必要なプレッシャーを犬から取り除いてしまった、と。 犬は社会的に訓練されて社会性を獲得する、人も動物も。 人と犬と違うのは犬はその獲得期間がとても短いということ。
社会性というのは、視床より上部の情報システム、大脳に存在するものであり、その働きによって視床のセンターがどう使われるか有機的に調節されている、そして社会性の健康な発達は、犬らしさを与えるし、視床の攻撃センターなどに抑止的に働いていく。
ムツゴロウさんの言葉をお借りすると 様々なものと付き合うときの文法を犬に与えなくてはいけない、 ということです。 適度なストレスを与えて、我慢することを覚えさせ、 リラックスさせるときはリラックスさせる。その方法を学ぶ。 ということですね。 大事にする、ということの意味をもっと学ばなくては、ですね。