私は社会化のドッグトレーナー 第3章

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

狩りごっこ

狩りごっこ

 [物を守らせない・拾い食い] 2012年6月6日 11時32分の記事

落ちているもの(落としたもの)を食べさせない、と言う流儀の方は少なくはないですね。

ただ、発想の転換ですけど 食べても良いものを落として探させ食べることを褒めていれば 食べて欲しくないものを目の前にした時は 「それは違うよ」 と言えば・・・犬にとっては抑止になると思うのですね。

いつも 「イケナイ、イケナイ」 とリードを引かれているから、勝手に探して食べてしまうのではないでしょうか。

そんなことを思います。

今朝の記事です。

カテゴリーは物を守らせない・拾い食い なのですけど・・・

狩猟欲を満たしてリラックス、犬の自信をつける、満足感を与える と言う目的のあるゲームです。

引っ張りっこも狩猟欲を満たしますね。

今日はそれについて。

んっと・・・ 本家ブログを初めて2~3年頃は、匂い嗅ぎをさせましょうよ、 ということを記事に書こうものなら・・・ 拾い食いに結び付く とか 不衛生だ とか マーキングに発展するからマナー違反 だとか・・・ あ゛---息苦しい!^^;コメントが寄せられたりしたものです。

その頃から比べたら、飼い主さんの意識が高くなり私のブログに賛成してくださる方が増えて、 息苦しい方々が肩身が狭くなったのかしら?^^;なーんて。。。

でもね、いまだに本家ブログを読んでくださる方の中にも 匂い嗅ぎには慎重な方は実は多いと睨んでいます。

また、何か食べさせたらどうしよう?と躍起になって(リードは張りっぱなしですね) 犬にはフラストレーションがかかりっぱなしになります。

我が家では、食べることを褒める、 噛むこと(おもちゃや、食べ物)を褒めるを子犬の頃から 一生涯続けて行きます。

口を使うことをネガティブなものと感じない(人がですね)ようにすることは大切なんですね。

そういうやりとりがあれば、 食べてほしくないものを食べようとしたり、噛んではいけないものを咬んだ時に 「それは違うよね、いけないよね」 って言うことで犬は止めないでしょうか?

止めるような関係作りが大切だと思います。

多くは飼い主さんの行動と意識を変えなくてはいけないと思うのですけどね。 で、話を戻しましょう。

狩りごっこ。 欲を満たすのところでもお話ししましたが、 引っ張りっこはその犬の狩猟欲を満たします。

くわえるために飛びつくのが得意な犬 くわえて引っ張ることが得意な犬 首を振って仕留める行動が得意な犬 犬種的にはいきなり押さえつけるのが得意だったりするでしょう。

そして最終的に “獲物”を満足げにくわえ、尾を高らかにあげ、巣に戻る・・・そこでストレスレベルが一気に下がるのです。

だから、唸りも褒めて、くわえて引っ張ることを褒めて、 狩猟=生きる術を引出し、自信を与え、 その次に、その行動を適切にコントロールしていきましょう。

それはすべて犬と飼い主との遊びの中で築くことができるのです。

頭でっかちになって犬とストレートにぶつかり合って遊ぶことを忘れていませんか

これをおやつを投げて探させてゲットする という遊びに応用させたものが狩りごっこです。

行くよ~、と楽しげに誘います。

おやつを投げた、犬に 「探して」 と指示を出します。

犬が探す・・・探せなかったら一緒に探します。(共同作業)

ヒントを出してあげても良いです。

探してそれに食い付いた時私は「タンタンマーク♪」で正解のマークをしています。

気分が乗らない時などはこれを始めると生き生きします。

拾い食いを躍起になって止める・・・ これは共同作業ではないんですね。

狩りごっこで言うと、一緒に探すにはなっていなくて飼い主さんが獲物を強奪する^^; ということになってしまいます。

それでは、取られる前に見つけて食べよう、という気持ちにさせてしまいますよね。

口に入ったものも守るでしょう。

拾い食いの対処・・・ これを探すより、食べ物(獲物)を見つけてゲットすることは 共同作業なんだよ、ということを犬にどうやって伝えるかに集中していただきたいと思います。

犬と喧嘩しては仕方ないんですね。 まあ、なかなか難しいことだと思いますが・・・

 

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