私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

育てるということ

犬の飼育。
感情豊かな彼らを、私たちとともに暮らすパートナーとして育てる
みんなそう考えて取り組んでいるはずなのに、方法はそれぞれ過ぎますね。

島宗先生のブログ記事をかなり興味深くというか
襟を正して読ませてせていただきましたが、皆さんはもう読まれましたかね?
http://simamune.cocolog-nifty.com/nature_human_and_science/cat23193040/index.html

権勢症候群。

「うちの犬は我が家でリーダーになっているから言うことを聞かない」
「人間が下になっている」
「犬が完全になめて、順位を勘違いしている」
「うちの犬はアルファになって、気に入らないことがあると咬んで主張する」
と。

こういう飼い主さんの言葉にネットであうたびに、根が深いなとため息が出ます。
トレーニングではなかなか聞きません。なぜなら、私がそれらを否定しているトレーナーですから
そのトレーニングに出る方が上記の思いを抱いていることがないから、または
単に口にされないだけかもしれませんが・・・。

根が深いのは飼い主のせいではなく、飼い主の責任ではなく。
飼い主だけで根を深くしているのではないのですよね。

専門家がそういう理念でトレーニング方針を打ち出しているからではないでしょうか?
知識の更新が成されていない、と言えると思います。

FBに投稿しました。
それをこちらにも。

まあ、今どき、アルファシンドロームや権勢症候群、と掲げる人も
あまりないかも。でも使ってる方法がそれに依っているから困っているんだよね。飼い主さんから見てわかりにくい。まだ掲げていた方がわかりやすいかも。

ということをしっかり頭に入れて、トレーナー探しをしましょう。

自分の方法を否定されるわけですから、頭に来る方も多いでしょう。
私も数年前はそうでしたから。でも、だからと言って発信をやめれば、誰が困りますか?
それをしっかり考えて、みんなで考えていきましょう。

私は決して個人攻撃のつもりで方法論につてNGを言っているわけではないのです。過渡期ですよね。自分のより所にしている方法論は何に依っているのでしょう。そこをしっかり見極めなければ、変わらない。変えられない。みんな迷うでしょう。

どなたかのブログで寒々しいと書かれていた権勢症候群の処方箋

権勢症候群は否定されてきているけどまだこの方法は信じられて実
践されていますよね。根が深いですね。
【権勢症候群の対処法】
STEP1 愛情遮断
STEP2 食事による服従心育成
STEP3 散歩による行動療法(リーダーウォーク)
STEP4 犬の要求に従わない

一旦自分の学んできたものを白紙に戻して、もう一度作り上げるときが来ていると思います。
飼い主さんは世界の情報を得て、それによるボトムアップの世界を求めています。
専門家が、古い方法を更新せずに固執していてはまずいですよね。

自分と仲がいい人、なびいている人、属している方が唱える方法だから、異論を述べない方が多いです。
私はそれもNGを突き付けるのでかなり嫌がられるでしょう。
でも、何のために、誰のために、そうしているのかは、保身ではないですよね?
外から見ている方にはよくわかると言っていただきますが・・・。

なかなか難しい世界、どの世界も保守的なものは変え難いのかもしれません。

犬を育てるわけです。
そしてともに暮らすわけです。
その方法が、仲の良い友達にできる方法であるように練っていかなくてはと思います。




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