私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

より犬が落ち着ける方法を

抱っこしている犬が暴れました。
その時、降ろしてもいいですか?暴れるのがおさまってから降ろすべきですか?

いかがですか?
私も7~8年前だったら、
「暴れて降ろすと、暴れたら降ろしてもらえると思うようになるから、おとなしくなった時を見計らって降ろすといいですよ」
とお話ししたかも。
今は?違います。が、そのころよりも、答えがアバウトかなと思います。
どっちでも良いかなと。
とういうより、どちらかに決めるとうまくいかなくなることの方が多くなる、と思います。

また・・・
みなさん、暴れるという犬の行動に着目しがちだと思いますが
だから暴れた時、おとなしくなった時、下に降ろすと・・・
そこを考えると思います。
私の犬のトレーニングや取り組みは全く違うところに着目します。

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くどいですが何度も繰り返し^^;
私がお話しするトレーニングというか取り組みがなぜわかりにくいか?
犬の行動よりも、こちらの働きかけ(条件性の好子)を作ることに励んでいただくからです。
犬にとってうれしいものが現れたら?
その時の感情の高ぶりをすとんとフラットにできたら?
好ましくない行動が不完全燃焼=消える、ことにならないかな?
と・・・
トレーニングというより、リハビリですね。そしてそれは社会化でもあります。
刺激の中で、犬と飼い主のコンタクトトレーニング。
刺激よりも飼い主からの働きかけに集中できれば、ネガティブな思いに支配されないですむのでは?

という・・・
行動問題の矯正の私的な取り組み方法です。

だから?
暴れた犬を、抱っこで落ち着かせられれば抱っこで。
抱っこが嫌だと思っている犬はすぐにおろして、「ママに嫌な気持ちを理解してもらえた」
という共感を得られた満足を与える。
より犬が落ち着きやすい方法を与えられるように、飼い主の力をつけましょう、
ということになります。

ということで、基本は一つですので
名前を呼んでおやつという・・・刺激と無条件刺激の対提示
を繰り返し行っていただきたいと思います。
そのために基本的な理解をしっかりお願いします。


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