私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

叱らないということは何もしないことではありません

今までかなり犬に対して厳しいしつけをしてきて、
一日中怒りっぱなし・・・
そして疲れて、叱らないしつけに巡り合ったとき
「もう、怒らなくていいんだ、叱らなくてもいいのね」
と。

でも、
叱らないしつけというのはある意味、怒って厳しくしかり続けることよりも人間側にとって
難しいことも多いです。

叱らないというのは何もしないことではありません。
だから、どうしても面倒になって、叱らなかったけどうまくいかない、
ということを早々と口にするようになるのではないでしょうか。

イタズラなど失敗を未然に防ぐための環境の管理や
失敗を名前を呼ぶなどの注意喚起でこちらに注目をさせ、好ましい行動に犬がたどり着くように
待つ、または誘導する、そして成功を喜ぶ。
ここまでが叱らない、ということですね。

だから、環境を整える手間や
注意喚起の言葉に対する犬の反応を条件づけたり
誘導のコツを身に着けたり、成功を逃さず喜んであげる(=褒める)
その一連を人間側が学ばなければ、うまくできない人の方が多いというわけです。

しかも犬たちは犬語で、こちらのヒートアップをなだめているので
それに気が付かなければ犬との気持ちの溝はますます大きくなる。

どこから手をつけたらいいのか途方に暮れるほどにこんがらかってしまう前に
まずは、叱らないということについてしっかり考えてみましょう。




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