私は社会化のドッグトレーナー 第3章

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

犬と暮らすわけですから

小型犬ブーム(って、ブームって嫌ですね、ゴールデンもハスキーも、チワワとかプードルとか
流行らせることで、身体的に難を抱えている犬が少なくありません。乱繁殖の結果です)
で・・・
犬が比較的苦手な方が、犬と暮らすことが珍しくなくなった今。
小さな犬は大きな犬よりも安全、というようなびっくりする認識でいる方も少なくはないです。
トレーニングだけしていたら出会わないであろう、犬を飼育する方の話をショップで聞くと・・・
いろいろビックリなことも多いです。

「あんな大きな犬うちの犬いちころだわ。噛まれたら」
と・・・。

はっきり言って小型犬の方がキャパが小さいので、歯を使って意思表示しやすい=噛みやすい
わけですね。
いろいろな「辛抱」をさせすぎて、噛みに至っているケースは多いのではないでしょうか。
(犬としての辛抱です)
小さな犬をいちころで倒す大型犬だから、厳し訓練も仕方がないわね、
という論理に至っているのです。
真剣に信じてしまっていることは、直すのにも時間がかかります。
だからこそ、正しい情報を得られる環境にしていかなくてはと思っています。

何が正しくて何が間違っているのか?
犬ってどういう動物だろうか?
犬に慣れていない人が犬を飼うので、いろいろ知らないことばかり、なんです。
盲導犬のイメージでいまだにラブラドールを飼い始める人もいるわけですから。

おとなしいと思っていた犬が大人しくない
これが多くのお悩みの元^^;でもあるのかな、と思います。

外に出るとちっとも声が届かない、
というのも多いですね。
名前を呼んでも無視をされると・・・。そこで、この私のつぶやきのようになる。


犬が名前を呼んでもちっとも嬉しそうじゃないんですよね。という質問に「あ?名前呼びすぎじゃないですか?価値がなくなっているのかも。呼ぶ回数を減らしてもっとありがたみを教えないと」・・・。私はこういう教え方が大嫌いですが^^;こういう引き算的な発想がまだまだ多いトレーニングの世界かな



えっと・・・訓練でここぞというときに精度を増す時の方法を、
ともに暮らすパートナーである犬に持ってくるということが、そもそも前時代的、と言わざるを得ないでしょう。

 飼うから暮らす、と言われるのがぴったりになってきた今ですから
教育と呼べない家庭犬の訓練、しつけ法は間違いであると発信していくことはとても大切なことで
実践して成果の出たことはどうぞ、
人それぞれだから自分の方法は言っても仕方ないなどという消極的なことを言わず、
何年か前のあなた(自分)に届かせるつもりで発信していただきたいです。



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